全米ミッドアマチュア選手権

全米ミッドアマチュア選手権について

全米ミッドアマチュア選手権（U.S. Mid-Amateur Golf Championship）は、全米ゴルフ協会（USGA）が主催する、カレッジ卒業後のアマチュアゴルファーを対象とした権威あるゴルフ大会です。「ミッドアマ」などの略称でも知られています。

1981年にミズーリ州で第1回大会が開催され、全米シニア女子アマチュア選手権大会以来、19年ぶりに新設されたUSGA選手権大会となりました。この大会は、カレッジ卒業後にプロゴルファーの道を選ばなかったアマチュアゴルファーに、競技の機会を提供することを目的としています。

出場資格

出場資格は全米アマチュア選手権と類似していますが、以下の点が異なります。

年齢: 大会初日時点で25歳以上であること。
ハンディキャップ: USGAハンディキャップインデックスが3.4以下であること（全米アマは2.4以下）。
性別: 性別の制限はありませんが、まだ女性チャンピオンは誕生していません。女性のみが参加できる全米女子ミッドアマ大会は1987年に創設されています。

大会創設の背景

多くのカレッジゴルファーが20歳代前半でプロを目指す現状を踏まえ、USGAはカレッジ卒業後にプロを目指さなかったゴルファーを対象とする大会を創設しました。全米アマチュア選手権では、年齢を重ねたゴルファーはカレッジゴルファーと比較してプレー頻度が低い傾向があり、予選通過が難しいという背景も考慮されています。

大会の流れ

大会は、まず2日間のストロークプレーが行われ、上位64人がマッチプレー形式のトーナメントに進出します。この形式は全米アマチュア選手権と同様です。大会の優勝者は、過去の全米アマチュア選手権の優勝者と比較すると、年齢層が高い傾向があります。

注目すべき優勝者

過去の優勝者には、全米アマチュア選手権で2回、全米ミッドアマチュア選手権で3回の優勝を果たしたジェイ・シーゲルがいます。彼は50歳でプロに転向しました。この大会の優勝者には、マスターズトーナメントと全米オープン（2018年から）への出場権が付与されます。

複数回優勝者

4勝：ネイサン・スミス
3勝：ジェイ・シーゲル
2勝：ティム・ジャクソン、ジョン・「スパイダー」・ミラー、ジム・スチュアート

外部リンク

* 公式サイト

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