全部、内緒。

アルバム『全部、内緒。』概要

=LOVEのデビューアルバム『全部、内緒。』は、2021年5月12日にソニー・ミュージックレーベルズ（SACRA MUSIC）からリリースされました。このアルバムは、11人のメンバーが揃った初の作品であり、特別な意義を持っています。リリース形態は、初回仕様限定盤のType-AとType-B（CD+Blu-ray）、さらに通常盤のType-C（CDのみ）があり、リスナーの好みに合わせて選べるのが特徴です。

楽曲とその背景

アルバムのリード曲である「桜の咲く音がした」は、実際に桜の花が咲く音をテーマにした楽曲です。作詞を手がけた指原莉乃は、このキーワードを基に曲の選考を行い、過去に選考に落ちた作品の中から再検討し、イントロダクションとして適切なものを選びました。

もう一曲の楽しい雰囲気が漂う「Oh！Darling」は、特定のメンバーの名前が歌詞に登場するユニークな作品です。これは、メンバー間のコミュニケーションから生まれたもので、歌詞に他のメンバーの名も含まれています。この曲は、ノスタルジックな青春の味わいを感じさせる内容に仕上がっています。

「セノビーインラブ」は、齋藤樹愛羅がセンターを務める楽曲で、彼女の状況を考慮しながら制作されました。選ばれた理由はそのタイミングで、彼女の声とパフォーマンスが生かされる形になっています。

音嶋莉沙がセンターの「cinema」は、映画館デートをイメージした楽曲です。指原の作詞によって、テレビ視聴者にも共鳴しやすいテーマ仕上げられています。

ユニークなビデオと新しい試み

ミュージックビデオの中では、メンバーの個性を際立たせる衣装が選ばれています。「現役アイドルちゅ～」では、特別な服装をした齊藤なぎさが登場する場面が印象的で、彼女のユーモラスさが引き立ちます。

「拝啓 貴方様」は、野口衣織によるソロ曲で、彼女の個性と表現力が隠し味となっています。そして「24/7」では、諸橋沙夏と野口がWセンターとしてキュートなダンスナンバーを披露し、グループの多様性を感じさせる作品に仕上がっています。

また、「お姉さんじゃダメですか？」は、可愛さが際立つこちらもダンスと魅力を兼ね備えた楽曲で、特に大谷映美里と佐々木舞香がセンターを務めることで、楽曲の華やかさが増しています。

特別な一曲「866」

「866」は、=LOVEの結成2周年を記念して披露された特別な楽曲で、本アルバムに収録されることが決まったのは意味深いエピソードです。この曲は結成から2周年コンサートまでの日数である866日から名付けられており、毎年行われる周年コンサートにおいても必ず演奏され続けてきました。

まとめ

アルバム『全部、内緒。』は、=LOVEの楽曲の様々なテーマを網羅しており、桜を始めとした多彩なモチーフが織り交ぜられています。全体を通して、ファンに向けた特別なメッセージや思いが込められた作品です。視覚と聴覚で楽しめる各楽曲は、=LOVEの魅力を引き立てており、今後の活動にも期待が寄せられます。

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