八代市立泉第三小学校

八代市立泉第三小学校の歴史と概要

八代市立泉第三小学校（やつしろしりつ いずみだいさんしょうがっこう）は、熊本県八代市泉町柿迫に位置していた小学校です。この学校は1881年に創設され、長い歴史を有していました。しかし、2012年に休校し、2014年3月31日に正式に閉校することとなりました。133年という歴史に幕を閉じ、それ以降は八代市立泉小中学校に統合されました。

学校の沿革

泉第三小の始まりは1881年（明治14年）に遡ります。当初は「柿迫小学校」としてスタートを切りました。その後、様々な改称や学校の統合が行われ、教育の質を高める努力がなされました。

• - 1885年 - 派出授業所が設置され、木葉地区の子供たちにも教育の機会が与えられました。
• - 1886年 - 小学校令施行に伴い、「簡易柿迫小学校 東部支校」となりました。
• - 1890年 - この時期に「尋常柿迫小学校 東部支校」に改名され、地元の教育を担う重要な学校となります。
• - 1947年 - 学制改革が行われ、学校名が「柿迫村立柿迫東部小学校」と改められるなど、国の教育制度に沿った形での変革が続きました。
• - 1954年 - 「泉村立泉第三小学校」と改名され、地域に密着した教育を続けました。

このような歩みを経て、泉第三小学校は地域の子どもたちに教育を提供し、地域社会と深く結びついた存在でした。

校章と校歌

泉第三小学校の校章は、校名の略称「泉三」を縦書きで中央に配置し、そのシンプルなデザインが特徴でした。校歌についても、校の歴史や精神を伝える重要な存在であり、地域住民にとっても愛着があるものでした。

通学区域と中学校区

通学区域は、八代市泉町の一部、特に「柿迫地区」に設定されており、中学校区は八代市立泉中学校でした。小中一貫教育の流れの中で、門戸が広がり教育の一体化が進んでいました。

交通アクセス

泉第三小学校へのアクセスには、最寄りの鉄道駅がJR九州鹿児島本線の「有佐駅」であり、幹線道路としては熊本県道159号樅木河合場線と熊本県道52号小川泉線が利用されていました。自然豊かな環境の中で、子どもたちは学び舎へ通っていました。

周辺の施設

学校周辺には八代市役所の泉支所、柿迫いきがいセンター、熊本県立八代農業高等学校泉分校などがあり、地域のコミュニティとしての役割も果たしていました。地域社会に密着し、教育面だけでなく、地域の活性化にも貢献していたといえるでしょう。

最後に

泉第三小学校は、その歴史を通じて地域の教育に貢献し、多くの卒業生を輩出しました。閉校後は八代市立泉小中学校に統合されたものの、泉第三小学校で過ごした日々は多くの人々にとってかけがえのない思い出として心に残り続けることでしょう。

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