有佐駅

有佐駅 (ありさえき)

有佐駅は、熊本県八代市鏡町下有佐に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅です。地域の歴史とともに歩んできたこの駅について、詳しくご紹介します。

歴史

有佐駅は、明治時代にその歴史をスタートさせました。

1896年（明治29年）11月21日：九州鉄道（初代）によって開設されました。
1907年（明治40年）7月1日：九州鉄道（初代）が国有化され、帝国鉄道庁の所管となりました。
1958年（昭和33年）11月1日：かつて存在した日産化学工業鏡工場への専用線が廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：貨物取扱が廃止されました。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR九州が駅を承継しました。
2012年（平成24年）1[[2月1日]]：交通系ICカードSUGOCAが利用可能になりました。
2014年（平成26年）3月22日：駅舎が改築されました。
2023年（令和5年）3月18日：終日無人駅となりました。

駅名の由来は、開業時の地名である八代郡有佐村に由来します。「有佐」は古くは「新坂（あらさ）」と読まれており、その読み方が変化したものとされています。

駅構造

有佐駅は、2面3線のホームを持つ地上駅です。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有し、ホーム間は跨線橋で連絡しています。駅舎は東側にありますが、上り方面には地下道が設けられており、西側からも出入りが可能です。

以前は木造駅舎でしたが、老朽化とシロアリ被害により、2014年に鉄骨造平屋建ての駅舎（延床面積76平方メートル）に建て替えられました。

2023年3月17日まではきっぷうりばが設置されていましたが、現在は無人駅となっています。

かつては、駅西側にあった日産化学工業鏡工場への専用線が存在し、貨車による肥料の原料や製品などの輸送が行われていました。工場閉鎖に伴い1958年に専用線は廃止されましたが、駅構内にはその名残である貨物側線の跡が空地として残っています。専用線や工場跡地は、現在では道路や鏡町郷開工業団地となっています。

のりば

ホーム	路線	方向	行先
-	-	---	----
1	鹿児島本線	上り	熊本・大牟田方面
2	鹿児島本線	下り	八代・水俣方面
3	鹿児島本線	（使用されない）

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通り推移しています。

年度	1日平均乗車人員
--	---
2016年	296人
2017年	290人
2018年	269人
2019年	259人

駅周辺

駅周辺は住宅と田畑が混在する地域で、東側約1kmには旧宮原町の中心部が、西側約1kmには旧鏡町の中心部があります。

有佐郵便局
八代市立鏡小学校
宮原三神宮
熊本県立八代農業高等学校
熊本県道156号鏡宮原線
八代市役所鏡支所（旧・鏡町役場）
熊本県八代警察署氷川幹部交番

バス路線

駅舎を出てすぐ左手側に産交バスの有佐駅前バス停があります。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■鹿児島本線

■区間快速・■普通

小川駅 - 有佐駅 - 千丁駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

有佐駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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