八戸ブックセンター

八戸ブックセンター：本と人が集う、八戸市の文化拠点

八戸ブックセンターは、青森県八戸市の中心部に位置する公営書店です。単なる書籍販売の場ではなく、本を介した様々なイベントや活動を通じて、地域文化の振興に貢献しています。

概要

2016年12月、複合ビルGarden Terraceの1階にオープンしました。ブック・コーディネイターの内沼晋太郎氏がディレクションを担当し、八戸市内の書店、図書館、市民団体と連携しながら、市民への本の普及を目指しています。

店内ではドリンクを片手に自由に書籍を選べるスタイルが特徴です。これは、内沼氏が経営する「B&B」のノウハウを活かしたもので、書籍販売と飲食、イベント開催を組み合わせることで、相乗効果を生み出しています。公営書店でありながら、独立系書店のような個性的な運営がなされている点も魅力です。

開店までの道のり

当初は2階への入居が予定されていましたが、テナント交渉の結果、ヤフー株式会社八戸センターが入居することになり、現在の1階へと変更されました。

開店後の反響

開店から1年後の2017年12月時点で、来館者数は16万7,576人（1日平均537人）、販売書籍数は9,998冊（1日平均32冊）を記録し、八戸市が目標としていた来館者数、販売書籍数を大きく上回る成果を上げています。

沿革

2016年12月4日 - 八戸ブックセンター オープン
2018年1月2日 - 開館時間を午前11時から午前10時に繰り上げ

施設紹介

八戸ブックセンターには、書籍販売の他にも様々な施設があります。

セレクトブックストア: 各分野の書籍が丁寧に陳列されています。一般的な書店とは異なり、実用書よりも文化的な書籍に重点を置いて選書されており、市内の書店との競合を避ける工夫が凝らされています。
カンヅメブース: 執筆活動に集中できるスペースです。「八戸市民作家」に登録された方が利用できます。Wi-Fiも完備されており、快適な執筆環境が提供されています。
読書会ルーム: 八戸ブックセンターが企画する読書会が開催されるスペースです。読書会がない時間帯は、ドリンクを飲みながら自由に利用できます。
三浦哲郎文机: 八戸市出身の作家、三浦哲郎氏の文机をレプリカとして再現したものです。読書机として一般の利用者が使用できます。なお、実物は八戸市立図書館に展示されています。

アクセス

八戸駅東口から八戸市中心市街地経由バスで約25分、八戸中心街ターミナルから徒歩約0分
本八戸駅南口から徒歩約10分

周辺情報

八戸ブックセンターは、マチニワやGarden Terraceといった複合施設内に位置しており、買い物や食事も楽しめます。また、八戸ブックセンターの事業では、金入という団体とも連携しています。

まとめ

八戸ブックセンターは、地域に根ざした書店として、書籍の販売だけでなく、読書会や執筆支援など、様々な活動を通じて八戸市の文化を盛り上げています。本好きはもちろん、地域の人々にとってなくてはならない存在となっています。

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