八戸市立市民病院

八戸市立市民病院の概要

八戸市立市民病院は青森県八戸市にある公立病院で、地域の医療ニーズに応えるために設立されました。市民病院と呼ばれ、地元の方々に広く利用されています。その基盤は1966年に制定された条例に根ざしており、長年にわたり地域医療の中心的な役割を果たしてきました。特に一次医療圏・二次医療圏において、八戸市立市民病院と青森県立中央病院が連携し、患者の救命救急対応に注力しています。

歴史

八戸市立市民病院の沿革は、1958年11月に始まります。当時、青森県厚生農業協同組合連合会が運営していた三八城病院を買収し、市民病院としてスタートしました。当初の病院は現在の長者まつりんぐ広場に位置していました。1962年には第1期の拡張工事が完了し、1965年には総合病院としての指定を受けました。その後も1970年代にかけて3回の拡張工事が行われ、診療機能や設備が充実していきました。

1997年には地域災害拠点病院に指定され、また同年旧院から現在の場所に移転し新たに開院しました。2009年3月には国内15番目のドクターヘリ基地病院として、医療救急搬送の体制を確立しました。2010年にはドクターカーの導入により、広域での緊急医療サービスの提供が開始されました。

診療科目

八戸市立市民病院は多岐にわたる診療科を設けており、地域の医療ニーズに応えています。主な診療科は以下の通りです。

• - 消化器科・内科
• - 循環器科・内科
• - 呼吸器科・内科
• - 神経内科
• - 小児科
• - 外科、整形外科、心臓血管外科
• - 産科・婦人科
• - その他、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科など

これにより、さまざまな疾患に幅広く対応できる体制を整えています。

医療機能

八戸市立市民病院は、特に救命救急センターとしての機能を強化しています。また、がん診療や地域周産期の母子医療、エイズ治療など多くの専門的な医療サービスも提供しており、地域医療支援病院として地域医療を支えています。さらに、臨床研修指定病院として研修医の教育にも力を入れています。

アクセス

公共交通機関を利用する際は、八戸市営バスや南部バスで「市民病院」バス停下車が便利です。また、病院内にはATMコーナーも設置されており、入院患者や来院者の利便性が考慮されています。

まとめ

八戸市立市民病院は公立病院として、地域の医療の中心となり重要な役割を果たしています。歴史を持ち、今後も地域社会の健康を支える医療機関として、さらなる発展が期待されます。

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