八戸臨海鉄道線

八戸臨海鉄道線は、青森県八戸市に位置する八戸貨物駅と北沼駅を結ぶ、八戸臨海鉄道が運営する貨物路線です。

歴史

路線の起源は、1966年に開設された青森県営の専用線に遡ります。八戸港周辺に三菱製紙などの企業が進出したことに伴い、これらの企業への原料や製品輸送を目的として建設されました。1970年には地方鉄道としての営業を開始しましたが、1980年代以降の鉄道貨物輸送の衰退により、接続していた専用線の数は減少しました。現在では、三菱製紙専用線のみが残っています。

路線データ

管轄：八戸臨海鉄道（第一種鉄道事業者）
路線距離：八戸貨物駅 - 北沼駅 間 8.5km
軌間：1067mm
駅数：2駅
複線区間：なし（全線単線）
電化区間：なし（全線非電化）
閉塞方式：スタフ閉塞式
最高速度：35km/h

年表

1966年3月25日：青森県営専用線、北八戸信号場 - 北沼間が開業。
1970年12月1日：青森県営専用線が廃止され、八戸臨海鉄道線として八戸貨物 - 北沼間が開業。
1986年：コンテナ輸送を開始。

運行形態

現在、専用貨物列車が八戸貨物駅 - 北沼駅間で1日3往復運行されています。主にコンテナ車が連結されますが、タンク車が連結されることもあります。また、臨時列車も1日1往復設定されることがあります。

駅一覧

1. 八戸貨物駅
2. 北沼駅

輸送・収支実績について

輸送量や収支に関する詳細なデータは、私鉄統計年報や各種鉄道年鑑に掲載されています。

関連項目

日本の鉄道路線一覧

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