八木澤龍翔

八木澤 龍翔

ジャパンラグビーリーグワンに所属する静岡ブルーレヴズで、セカンドロー、通称ロック（LO）としてプレーする八木澤龍翔選手は、2000年11月12日に栃木県で誕生しました。その身長は188cm、体重は110kgと、ロックというポジションに求められる体格的なアドバンテージを十分に備えています。ラインアウトでの競り合いやスクラムでの推進力、そしてフィールドでの献身的なプレーでチームに貢献しています。

彼のラグビーとの出会いは、小学校4年生の時でした。この頃から楕円球を追い始め、その魅力に取り憑かれていきます。その後、中学を経て、高校ラグビー界の強豪校として知られる流通経済大学付属柏高等学校へ進学しました。高校時代には、その才能が認められ、将来有望な選手が集まる高校日本代表候補に選出されるなど、早くから注目を集めました。高校卒業後の2019年には、ラグビーだけでなく学業にも力を入れている筑波大学へ進学し、大学ラグビーの舞台でさらなる高みを目指しました。

筑波大学での日々は、八木澤選手にとって選手として、そして人間として大きく成長する期間となりました。特に、大学最終学年を迎えるにあたり、2022年には筑波大学ラグビー部の副将という重要な役職を任されます。チームをまとめるリーダーシップと、グラウンド上での力強いプレーでチームを牽引しました。また、大学在学中にはU20日本代表候補にも選出されており、世代別の日本代表においてもその実力を示しました。これらの経験は、彼をプロの世界へと押し上げる大きな糧となりました。

大学での充実したキャリアを積み重ねた八木澤選手は、新たな挑戦の舞台としてプロリーグを選択します。2023年1月、彼は大学の卒業を待たずに、ジャパンラグビーリーグワンの静岡ブルーレヴズへアーリーエントリー制度を利用して加入しました。これは、大学に籍を置きながらプロチームの活動に参加できる制度であり、早期にプロの環境に慣れる機会を得ました。そして同年3月には、無事に筑波大学を卒業し、正式にプロラグビー選手としての道を歩み始めました。

プロ選手としてチームに加わった後、ファンや関係者の間で彼の公式戦デビューへの期待が高まる中、その瞬間は訪れます。2023年12月9日、リーグワン2023-24シーズンの開幕戦、東芝ブレイブルーパス東京との試合が彼のプロ公式戦デビュー戦となりました。この試合に途中出場した八木澤選手は、リーグワンの舞台に第一歩を記し、プロキャリアの新たなページを開きました。

静岡ブルーレヴズの一員として、彼は今後、日本のトップリーグであるリーグワンのレベルで経験を重ね、ロックとしてさらに進化していくことが期待されています。セットプレーの中核として、またフィールドプレーヤーとしても、チームに貢献していくことでしょう。若さとポテンシャルに溢れる八木澤龍翔選手の、今後の活躍から目が離せません。

プロフィール

出身地: 栃木県
ポジション: ロック (LO)
身長: 188cm
体重: 110kg
生年月日: 2000年11月12日

所属チーム

静岡ブルーレヴズ (ジャパンラグビーリーグワン)

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