八栗新道駅

八栗新道駅：高松の地にひっそりと佇む、便利な無人駅

香川県高松市牟礼町大町に位置する八栗新道駅は、高松琴平電気鉄道志度線沿線にある無人駅です。駅番号はS11。周囲は静かな住宅街が広がり、のどかな雰囲気に包まれています。駅舎はなく、シンプルな単式ホーム1面1線から成る、コンパクトな構造が特徴です。

利用者の利便性を考慮した工夫

無人駅であるにも関わらず、八栗新道駅は利用者の利便性を高める工夫が随所に凝らされています。特に目を引くのは、直前駅の発車情報表示です。志度方面からの電車が塩屋駅を発車すると「次の電車は塩屋を発車しました」、瓦町方面からの電車が大町駅を発車すると「次の電車は大町を発車しました」というアナウンスが電光掲示板に表示されます。駅名部分が光るシンプルな表示ながら、利用客は電車の到着を的確に予測できるようになっています。

アクセスと周辺環境

駅周辺は、国道11号や香川県道145号八栗原線（八栗新道）といった主要道路が通っています。駅名の由来にもなっている八栗原線は、八栗寺へと続く歴史ある道です。また、JR高徳線の讃岐牟礼駅も国道11号を挟んですぐ近くに位置しており、当駅は志度線においてJR駅へのアクセスが最も容易な駅の一つとなっています。この地理的条件から、複数の交通手段を組み合わせた移動にも便利な立地と言えるでしょう。

歴史と路線情報

八栗新道駅が開業したのは1955年（昭和30年）2月25日。それから現在まで、地域住民の足として利用されてきました。志度線においては、大町駅と塩屋駅の中間に位置し、両駅とを結ぶ重要な役割を担っています。

まとめ

八栗新道駅は、一見すると簡素な無人駅ですが、発車情報表示などの工夫や、JR線へのアクセス利便性、そして歴史ある八栗へのアクセス拠点という点において、重要な役割を担っています。静かな住宅街の中に佇む、利用者にとって実用的な駅と言えるでしょう。周辺を散策する際には、ぜひ一度訪れてみてください。

駅情報
所属路線: 高松琴平電気鉄道志度線
駅番号: S11
所在地: 香川県高松市牟礼町大町
ホーム: 単式1面1線
開業日: 1955年（昭和30年）2月25日
隣接駅: 大町駅 - 八栗新道駅 - 塩屋駅

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