八王子市民会館

八王子市民会館の概要

八王子市民会館（はちおうじしみんかいかん）は、東京都八王子市の子安町にある、サザンスカイタワー八王子内に設けられたホールです。旧ホールは1962年に八王子市上野町に開館しましたが、老朽化のため2011年3月に閉館されました。その後、同年の4月に新たに現在の地に新築移転しました。

新ホールの特徴

新たに整備されたホールは、サザンスカイタワーの4階から8階にかけて位置し、収容人数は最大2,021名を誇ります。この数字は多摩地域では最大級の規模を持つことを意味しており、様々なイベントに対応することが可能です。この施設は、2021年3月までの10年間はオリンパスとの命名権契約により「オリンパスホール八王子」と呼ばれていました。ところが、2021年4月には契約更新が行われず、後にジェイコム東京が新たな命名権を取得し、「J:COMホール八王子」と名付けられました。この契約は2021年4月1日から2026年3月31日までの5年間にわたります。

施設の構成

ホール内の客席数は最大で2,021席あり、内訳は1,869の固定席、8の親子席、144の立見席が設けられています。また、音響反射板の設置により、最大1,832席まで調整可能です。車椅子席も用意されており、バリアフリーに配慮した設計となっています。また、ホールにはヤマハとスタインウェイ製のコンサートグランドピアノが設置されており、音楽イベントにも対応しています。

付随する施設

さらにリハーサル室、楽屋10室、シャワー室、ホワイエ、ドリンクコーナーなどといった付随施設も完備されています。これにより、アーティストや訪れる観客にとって、快適な環境が整っています。

旧市民会館の歴史

旧八王子市民会館は、上野町32に位置しており、収容人数は1,870人でした。その総工費は約4億円で、地上4階、地下1階から構成され、敷地面積は7,529平方メートルありました。様々な文化イベントだけでなく、ボクシングやプロレスなどのスポーツ活動、成人式や八王子市内の高校の入学式、卒業式も行われる場所として利用されていました。また、旧市民会館は八王子市立中央高校跡地に建設されましたが、大横町宝樹寺や横山町大鳥神社境内といった他の場所も候補地として検討されました。

まとめ

八王子市民会館は地域文化の発展に寄与する重要な施設として位置づけられており、広範な機能を持つホールとして多くの人々に利用されています。新しいホールの開設により、地域の文化イベントがますます盛んになることが期待されます。

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