サザンスカイタワー八王子

サザンスカイタワー八王子

サザンスカイタワー八王子は、東京都八王子市子安町に位置する高層複合施設です。八王子駅南口とペデストリアンデッキで直結しており、その高さは157.5m、地上41階、地下2階建てで、多摩地域において最も高い建築物として知られています。

2010年12月1日に全面開業し、9階以上は390戸のタワーマンション「サザンスカイタワーレジデンス」となっています。8階までは文化施設、公共機関、オフィス、店舗などが入居しています。低層階の1階から3階にはスーパーアルプスを核とする商業施設が、4階には八王子市役所の出張所である「八王子南口総合事務所」、4階から10階には八王子市民会館（J:COMホール八王子）があります。5階から7階はオフィスフロアとして利用されています。屋上は通常立ち入り禁止です。

概要

サザンスカイタワー八王子は、八王子駅南口地区市街地再開発組合によって建設されました。1991年5月に八王子市主導で再開発計画が策定され、2008年1月に着工、2010年11月に竣工しました。同時に建設されたペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」を通じて、八王子駅と直接接続されています。

建設と並行して駅前広場も整備され、バスロータリーも新設されました。また、この再開発事業の一環として、セレオ八王子南館も建設され、とちの木デッキで繋がっています。

商業棟の核店舗は当初、東急ストアが出店を予定していましたが、契約締結後に一方的に出店計画を撤回。その後、再開発組合は東急ストアとの交渉を断念し、八王子市に本社を置くスーパーアルプスが核店舗として入居しました。

再開発組合は計画を撤回した東急ストアに対し損害賠償請求を検討しましたが、その後の展開は不明です。東急グループは、市の主導で建設された八王子駅北口の再開発ビル「八王子東急スクエア」からも撤退しており、同施設は「八王子オクトーレ」に改称されています。

沿革

1991年5月：「八王子駅南口地区市街地再開発準備組合」設立。
1993年3月：都市計画決定。
1999年12月：東急ストアと出店に関する覚書を締結。
2008年1月：再開発ビル工事着工。
2008年4月：東急ストアが出店意向を白紙撤回。
2008年11月26日：再開発ビルの愛称を「サザンスカイタワー八王子」、ペデストリアンデッキの愛称を「とちの木デッキ」に決定。
2010年1月26日：上棟式が行われ、報道関係者に39階部分が公開。
2010年8月24日：八王子市民会館のネーミングライツをオリンパスが取得、「オリンパスホール八王子」に決定。
2010年11月20日：1階・2階の一部が部分開業。
2010年11月27日：「南口まちびらき記念フェスタ」を開始（12月5日まで）。
2010年12月1日：午前10時に全面開業。
2011年4月2日：八王子市民会館（オリンパスホール八王子）開館。
2021年1月15日：オリンパスとの契約期間終了に伴い、八王子市民会館のネーミングライツをジェイコム東京が取得、「J:COMホール八王子」に改名。

施設概要

地上41階、地下2階、塔屋2階
敷地面積：10,279.39m2
延床面積：99,769.87m2
建築面積：8,188.16m2
高さ：157.5m
構造：鉄筋コンクリート構造、一部鉄骨構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造
住宅戸数：390戸

フロア構成

地下1・2階：タイムズサザンスカイパーキング（地下駐車場）、地下駐輪場、バイク置場
1階 - 3階：商業施設。2010年11月20日より順次開店、同年12月1日全面開業。
1階：くまざわ書店、多摩信用金庫、クリニック・調剤薬局など。
2階：スーパーアルプス、トモズエクスプレス、スターバックス コーヒーなど。
3階：サイゼリヤ、日高屋、セリア、はま寿司、桑都日本遺産センター 八王子博物館など。
4階：八王子駅南口総合事務所
4階 - 10階：八王子市民会館「J:COMホール八王子」
5階 - 7階：業務オフィス
9階 - 41階：住居（サザンスカイタワーレジデンス）

関連項目

八王子駅周辺のショッピングセンター
OPA（八王子オーパ）
セレオ八王子（北館・南館）
八王子オクトーレ
京王八王子ショッピングセンター

外部リンク

サザンスカイタワー八王子 - 公式サイト
J:COMホール八王子（八王子市民会館）

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