八王子本線料金所

八王子本線料金所について

八王子本線料金所は、東京都八王子市に所在する中央自動車道の本線料金所です。八王子インターチェンジ（IC）に併設されており、中央道の料金体系において重要な役割を果たしてきました。

概要

かつて、中央自動車道の料金制度は、この八王子本線料金所を境にして、高井戸方面が均一制区間、小牧方面が対距離制区間となっていました。そのため、下り線では通行券が発行され、上り線では八王子ICまでの料金と八王子ICから高井戸IC間の料金を合算して徴収していました。また、下り線は八王子ICの入口料金所としても機能していました。

2016年4月1日、中央自動車道は全線が対距離制区間となりましたが、非ETC車に対する料金徴収方式は以前と変わらず、八王子IC - 高井戸IC間は事実上均一制区間のまま、最長距離に応じた料金に値上げされました。現在も、通行券の発行と料金徴収が行われています。

一方、ETC車については、2017年1月17日まで、上り線では八王子ICで区切って計算した料金が通知され、請求時に修正されていました。しかし、翌18日からは、上り線でも料金は通知されず、出口のフリーフローアンテナで通知されるようになりました。また、ETC時間帯割引の時刻判定は、八王子ICから流入の場合を除き、2016年4月1日以降は行われなくなりました。2017年1月18日からは、八王子IC下りオンランプにフリーフローアンテナが設置され、割引判定は完全に廃止されました。

特徴

八王子本線料金所は、帰省時の交通集中による渋滞や、初日の出暴走の検問などで、しばしばテレビ番組に登場します。Uターン施設などが検問用に整備されているため、通常の交通違反取締りに加え、廃棄物の不法積載や過積載などの珍しい取締りも行われています。また、2003年には非接触ICカード方式によるオートバイ用ETCの実験も行われました。

料金所レーン

レーンの運用は、時間帯やメンテナンスの状況により変更されることがあります。

下り線（甲府・河口湖・小牧方面）

レーン数: 7 (1 - 7番)
ETC専用: 5
一般: 2

上り線（高井戸・新宿方面）

レーン数: 11 (12 - 22番)
ETC専用: 4
一般: 3
休止: 4

隣接施設

E20 中央自動車道

(4) 国立府中IC - 石川PA - (5, 5-1, 5-2) 八王子IC/TB - 元八王子BS - 元八王子IC（事業中） - (6) 八王子JCT - (7) 相模湖東IC（下り線出口のみ） - (8) 相模湖IC

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