公園どおりのウィークエンド

公園どおりのウィークエンド

『公園どおりのウィークエンド』は、1991年から2009年まで高知放送で放送されていた地域情報番組です。この番組は、毎週土曜日の午後5時から6時の間に放送され、高知県内の様々なイベントやレジャー、グルメ情報を紹介しました。情報の発信源として地域住民に密着した内容を盛り込むことで、多くの視聴者に親しまれました。

番組のスタートと発展

1987年から1991年にかけて放送されていた『週間テレポート ライフこうち』の後継としてスタートした『公園どおりのウィークエンド』は、特に中継車を使った生放送のスタイルが特徴的でした。これにより、放送中に寄せられた地域の最新情報や住民との触れ合いを、視聴者にリアルタイムで届けることができました。「晩ご飯なーに」のコーナーでは、各地域の住民がその日の夕食を持ち寄るという形式で、地域色豊かな料理の紹介が行われました。また、「マドンナを探せ」では、その地域で人気の女性を探すというユニークな企画も話題を呼びました。

こうしたコーナーのおかげで番組は順調に視聴者を増え、放送開始から6年後の1997年には日本民間放送連盟賞で優秀賞を獲得するなどの成果を上げます。地域の情報を積極的に発信することで、番組は高知県の生活の一部として根付いていきました。

さまざまな出演者と人気コーナー

最終回時には、河内真さんや永見佳織さん、石田佳世さんなど、テレビでお馴染みのアナウンサーたちが出演していました。番組の魅力の一つは、多彩なコーナーによって構成されていた点です。たとえば、「食べ頃高知」では高知県産の食材を使った料理の提案がありました。毎回、食材に合わせた料理を披露する高橋本さんのセンスも受け、視聴者に好評を得ていました。他にも、「口コミ刑事」や「ながみ〜自慢プリ」など、地域社会の特色をうまく反映させたコーナーが多くありました。

最終回とその後

しかしながら、2009年春の改編により、同時間帯に放送されていた『NNN Newsリアルタイム・サタデー』が繰り上げ放送されることが決定し、『公園どおりのウィークエンド』は同年3月28日の放送をもって終了する運びとなりました。後継番組である『ごきげん ボニートっ!』は放送枠を土曜日の12時台に移動し、続けて地域情報を提供する役割を担っていくこととなりました。

まとめ

このように、多様な特色を持つ『公園どおりのウィークエンド』は、高知の地域文化や住民の生活を身近に感じさせる情報番組でした。特色ある企画や魅力的なコーナーを通じ、視聴者との強いつながりを築いたことが、長年にわたって支持された理由の一つです。地域密着型の情報番組として、多くの人々の思い出に残る存在であり続けることでしょう。

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