公立学校共済組合北陸中央病院

公立学校共済組合北陸中央病院：地域医療を支える総合病院

公立学校共済組合北陸中央病院は、富山県小矢部市に位置する、公立学校共済組合が運営する総合病院です。組合員とその家族を主な対象としていますが、地域住民の医療ニーズにも広く対応しており、小矢部市における重要な医療機関となっています。

病院の理念と歴史

病院の理念は「人間愛に基づいた医療を通じて社会に貢献する」ことです。この理念に基づき、質の高い医療の提供と地域社会への貢献を目指しています。

その歴史は1964年に遡ります。当初は内科、外科、産婦人科など5つの診療科と、関連部門からなる200床規模の病院として開院しました。その後、地域医療ニーズの変化や医療技術の進歩に対応するため、段階的に診療科の拡充、医療設備の更新、施設の増改築が行われてきました。

特に、1996年には、既存の市立病院の閉鎖という背景もあり、小矢部市民の利用者が大幅に増加。公立学校共済組合員の利用者は2割程度にとどまりました。以来、地域住民にとってなくてはならない病院として、その役割を担ってきました。

2001年には、野寺地内に新病院が完成し移転。現在では、内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科など、幅広い診療科を備えています。また、CTスキャン、MRI、人工透析センターなどの高度な医療設備も導入されています。

医療サービスと地域貢献

北陸中央病院は、高度な医療技術と充実した設備、そして経験豊富な医師や医療スタッフによって、質の高い医療サービスを提供しています。

近年では、地域包括ケア病床の開設や、病児・病後児保育室の設置など、地域住民のニーズに応じたサービスの拡充にも力を入れています。また、健康管理科では、人間ドックや各種健診を実施し、地域住民の健康増進にも貢献しています。

さらに、富山県救急医療情報システムへの参加や、砺波地区救急輪番制への参入などを通じて、地域全体の救急医療体制の強化にも貢献しています。

アクセス

病院へのアクセスは、鉄道（あいの風とやま鉄道線石動駅）と、自動車（北陸自動車道小矢部IC、能越自動車道小矢部東IC）が利用可能です。駅からは小矢部市営バスが運行しています。

まとめ

公立学校共済組合北陸中央病院は、組合員とその家族のための病院であると同時に、地域住民にとってなくてはならない重要な医療機関です。高度な医療技術と充実した設備、そして地域に根ざした医療活動を通じて、これからも地域社会の健康を守り続けていくことでしょう。

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