公立福生病院

公立福生病院：地域医療を支える急性期病院

公立福生病院は、東京都福生市に位置する、福生市、羽村市、西多摩郡瑞穂町の2市1町からなる福生病院組合が運営する公立病院です。二次救急医療機関として、また東京都災害拠点病院としての役割も担い、地域住民にとってなくてはならない医療機関となっています。

歴史と変遷

公立福生病院の歴史は古く、1945年（昭和20年）4月、昭和飛行機工業株式会社の職員病院として開院したのが始まりです。その後、幾度かの経営移転を経て、2001年（平成13年）4月、福生病院組合が経営を引き継ぎ、現在の「公立福生病院」として生まれ変わりました。

当初は、福生町を含む7町村で構成された「財団法人多摩保健会」が経営を引き継ぎましたが、同会が解消されたことに伴い、東京都国民健康保険団体連合会が経営を担いました。そして、2000年（平成12年）4月には、福生市、羽村市、西多摩郡瑞穂町の2市1町による福生病院組合が設立され、翌年には同組合が病院の運営を引き継ぎました。

2006年には、全面的な建て替え工事が開始され、2010年2月には新病院が完成、フルオープンしました。新病院の誕生により、より快適で安全な医療環境が整備され、地域住民への医療提供体制が大きく向上しました。

幅広い医療サービス

公立福生病院は、内科、外科、小児科、産婦人科、精神科など、幅広い診療科を有しており、地域住民の多様なニーズに対応しています。特に、二次救急医療機関として、救急医療にも力を入れており、夜間や休日にも診療体制を整えています。また、人工透析やリハビリテーションなどの医療サービスも提供しています。

さらに、東京都災害拠点病院としての役割も担っており、大規模災害発生時には、地域住民への医療支援の中核的な役割を果たすことが期待されています。

最新の医療設備と体制

新病院の建設によって、最新の医療機器が導入され、快適な入院環境も整備されました。高度な医療技術と設備を備えた病院として、地域医療を支えています。

具体的には、先進医療として超音波骨折治療法を実施しており、地域住民の医療ニーズに対応できる体制を整えています。

アクセス

JR青梅線福生駅東口から徒歩5分というアクセスしやすい立地も、病院の大きな利点です。また、バス路線も充実しており、周辺地域からのアクセスも良好です。

まとめ

公立福生病院は、長い歴史と実績を誇る、地域に密着した急性期病院です。二次救急指定病院、東京都災害拠点病院としての役割を担い、最新の医療設備と体制で、地域住民の健康を守るために貢献し続けています。これからも地域医療の中核を担い、地域住民の健康増進に貢献していくことが期待されています。

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