六合 (バンド)

六合（りくごう）

概要

六合は2004年、京都にて結成された日本のロックバンドで、413tracksに所属しています。このバンドは、初めはボーカルの積田晋平のソロプロジェクトとしてスタートしましたが、その後、他メンバーが加入したことでバンド形態に移行しました。彼らの音楽は、日本の音楽シーンにおいて独自の位置を確立しています。

音楽スタイル

彼らのデビュー作、ミニアルバム『幽遠（ゆうえん）』は、ギターリフを中心にしたヘヴィメタルの要素が強く打ち出されています。しかし、1stアルバム『宵闇の残光（よいやみのざんこう）』からは、プログレッシブ・メタルやラウドロック、民族音楽、エレクトロニカといった多様なジャンルを融合させたサウンドへと進化しました。メンバー自身は、自らの音楽スタイルを「ダーク・ロック・バンド」として位置づけ、全ての歌詞を日本語で表現し、外来語を使わないことにこだわりを持っています。

バンド名の由来

「六合」というバンド名には、深い意味があります。この言葉は「東西南北、天地」の六つの方向を指し、宇宙を象徴しています。さらに、喜怒哀楽や生死などの六つの要素を加えることで、物理的かつ精神的な側面からの「世界」を意味します。ただし、この世界観は、個々の精神世界を重視しており、主観的な宇宙として捉えられています。

音楽の特徴

六合が作り出す音楽は、自らの精神世界を探求し、音と言葉でその結果を表現することを目指しています。リスナーがこの音楽を通じて自らの主観的な宇宙に触れ、感銘を受けることを願っている彼らの思いが込められています。オフィシャルサイトでは、こうした理念が丁寧に説明されています。

メンバー構成

現メンバーは以下の通りです：

• - 積田晋平（ボーカル）：2004年から活動。
• - 原田一樹（ギター）：2012年加入、極楽浄土でも活動中。
• - 仲出克大（ギター）：2012年加入。
• - 杉森俊幸（ベース）：2016年加入前はConcerto MoonやMinstreliXに在籍。
• - 内田伸吾（ドラム）：2004年から参加、過去にはMinstreliXやDREAMSTORIAにも在籍。
• - 八木俊介（キーボード）：2008年加入、2009年にはキーボードコンテストでグランプリを獲得。

旧メンバー

これまでにも数名のメンバーが在籍しており、宮脇貴博や増戸清貴、南大輔などが活動していました。

ディスコグラフィ

オリジナルアルバム

• - 2008年：宵闇の残光
• - 2013年：暁に産声、忘却の鼓動
• - 2019年：饒彩万輝

ミニアルバム

• - 2005年：幽遠
• - 2015年：黒蛇紅蛇
• - 2021年：化生

シングル

• - 2009年：緋

コンピレーション

• - 2009年：SAMURAI METAL VOL.5
• - 2010年：真神楽

まとめ

六合はそのユニークな音楽スタイルと深いメッセージ性で、多くのファンを魅了しています。彼らの音楽を通じて、自身の内面を探求し、新たな発見をする体験を楽しむことができるでしょう。

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