六角家 (ラーメン店)

六角家について

六角家は、家系ラーメンの屋号であり、かつて存在した同名の運営会社が展開していたラーメン店です。現在は、株式会社ヘキサゴナルハウスが運営する戸塚店など、別経営の姉妹店がその名を継いでいます。

創業と発展

六角家の創業者は神藤隆氏で、家系ラーメンの始祖である吉村実氏が経営する吉村家の2号店、本牧家で修行を積みました。1988年、横浜市神奈川区の六角橋商店街付近に、カウンター席のみの小さな店を構えたのが始まりです。店名の「六角」は、この地の地名に由来します。

創業当初は、客が直接麺の硬さやスープの濃さなどを伝えていましたが、後に食券制を導入しました。麺は吉村家と同じ酒井製麺を使用していました。

1990年には法人化し、1994年には新横浜ラーメン博物館への出店を機に、その名が広く知られるようになりました。また、関東地方のセブンイレブンで、六角家を冠したカップ麺が発売されるなど、その人気は全国区に広がりました。

最盛期には、六角橋本店をはじめ、羽田、戸塚、海老名、船橋、御徒町など6店舗を展開。かつては札幌、名古屋、大阪、高松にも直営店がありました。

本店の閉店と運営会社の破産

しかし、2015年1月には、消費税滞納により、創業者の自宅が財務省から抵当権を設定されるなど、経営は悪化の一途をたどります。客足の減少と店主の体調不良が重なり、2017年10月31日に本店は閉店しました。

さらに、本店を運営していた有限会社六角家は、2020年9月4日に横浜地方裁判所から破産手続き開始の決定を受け、同年12月21日に法人格が消滅しました。

現在の六角家

現在、「六角家」の屋号を掲げているのは、2018年12月13日から株式会社ヘキサゴナルハウスが運営する戸塚店など、別経営の姉妹店です。これらの店舗は、六角家の味を今に伝えています。

六角家の特徴

六角家のラーメンの特徴は、他の家系ラーメン店と比較して、スープの味が比較的まろやかである点です。家系ラーメンは、醤油の吉村家系、バランスの本牧家系、豚骨の六角家系と、大きく三つの系統に分けられることもあり、それぞれの味の指標となっています。六角家は、その中でも豚骨系の代表格として知られています。

関連情報

家系ラーメン
吉村家

外部リンク

* 【公式】ラーメン六角家 (@rokkakutotsuka) - X（旧Twitter） - 戸塚店アカウント

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