兵庫県立はりま姫路総合医療センター

兵庫県立はりま姫路総合医療センターについて

兵庫県立はりま姫路総合医療センターは、兵庫県姫路市に位置する先進的な医療機関です。このセンターは、兵庫県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が統合されて新たに開設された県立病院であり、愛称として「はり姫」が親しまれています。

センターの設立背景

1981年に設立された兵庫県立姫路循環器病センターは、日本初の循環器専門病院で、心臓病や脳血管障害に特化した診療を行っていました。一方、1940年に開院した製鉄記念広畑病院は、全ての診療科を標榜する総合医療機関として機能していましたが、循環器に関する医療が不十分でした。この二つの医療機関が統合された背景には、循環器病センターの専門性を持ちながらも、合併症や救急患者に対する受け入れ体制が整っていなかった問題がありました。

新しい総合医療センターの使命

はりま姫路総合医療センターは、特に高度専門医療と急性期医療に注力し、地域の医療ニーズに応えることを目指しています。このセンターは、これまでの診療機能を引き継ぎ、地域の中核的な医療機関としての役割を果たしています。また、医療人材の育成や臨床研究にも力を入れ、教育研修棟内には兵庫県立大学や獨協学園の研究機関が所在し、共同で新たな医療技術や機器の開発に取り組んでいます。

診療科目

兵庫県立はりま姫路総合医療センターは、幅広い専門分野をカバーする診療科目を有しています。内科系の総合内科や循環器内科をはじめ、脳神経内科や消化器内科、さらには糖尿病・内分泌内科や腫瘍内科など多彩です。外科系では、心臓血管外科や脳神経外科等があり、さらに歯科口腔外科や皮膚科、リハビリテーション科なども設けられています。これにより、患者は多様な医療ニーズに応じて適切な診療を受けることが可能です。

交通アクセス

交通の便も良好で、姫路駅や山陽姫路駅からは徒歩12分程度の距離にあります。また、姫路駅前バスターミナルからは、神姫バスで「県立はりま姫路総合医療センター前」までアクセス可能です。東姫路駅からは徒歩9分、京口駅からも12分ほどで到着できます。

まとめ

兵庫県立はりま姫路総合医療センターは、地域住民の健康を支えるための重要な医療機関です。その基本理念には「和」と「愛」が掲げられ、安心できる信頼の医療を提供することに努めています。医療の質を向上させるための取り組みや、地域貢献に向けた様々な活動の中で、さらなる発展が期待されています。

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