姫路駅前バスターミナル

姫路駅前バスターミナル：歴史と現状

はじめに

兵庫県姫路市にある姫路駅前バスターミナルは、JR姫路駅と山陽姫路駅に隣接する、交通の要衝として重要な役割を担っています。北口と南口の2つのターミナルからなり、神姫バスの主要拠点として、多くの路線バスが発着しています。本稿では、その歴史と現状、周辺環境について詳細に解説します。

北口バスターミナル

歴史

北口バスターミナルは1956年、山陽百貨店の西別館竣工と同時に開業しました。当初は山陽百貨店西別館1階に設置され、3つの乗り場に分かれていました。その後、利用者の増加に伴い、周辺地域にも複数の乗り場が設置されました。2015年には、老朽化と周辺環境整備を目的に、大規模な改修工事が行われ、現在のバスターミナルとなりました。旧ターミナルの面影を残す部分も一部存在しています。

構造と機能

現在の北口バスターミナルは、直接歩道からアクセスできる乗り場と、ペデストリアンデッキ経由でアクセスする乗り場から構成されています。ペデストリアンデッキは、ピオレ姫路、キャスパ、姫路ターミナルスクエアと接続しており、バリアフリーにも配慮した設計となっています。高速バスは、姫路ターミナルスクエア1階にある専用の乗り場から発着します。ターミナル内には、待合室、案内所、ICカードチャージ機、飲食店などが設置されています。

移り変わり

旧ターミナルから新ターミナルへの移行は、2015年1月7日に旧ターミナル閉鎖、1月8日に仮ターミナル供用開始、3月31日に仮ターミナル閉鎖、4月1日に新ターミナル供用開始というスケジュールで行われました。仮ターミナル期間中は、旧ターミナルの一部を転用し、新ターミナル完成までの運用が維持されました。新ターミナルの完成により、周辺道路のトランジットモール化とあいまって、バスの運行効率が向上しました。

南口バスターミナル

南口バスターミナルは、姫路駅南口近くに位置し、路線バス、高速バス、リムジンバス、送迎バスなどが発着しています。規模は北口バスターミナルよりも小さく、主に路線バス乗り場と高速バス乗り場が分かれて配置されています。

周辺環境

姫路駅前バスターミナル周辺には、姫路城、兵庫県立歴史博物館、姫路市立美術館、手柄山中央公園など、多くの観光スポットがあります。また、駅ビルや商業施設も充実しており、利便性が高いエリアとなっています。

まとめ

姫路駅前バスターミナルは、姫路市の玄関口として、多くの観光客や地元住民の交通手段を支えています。歴史を積み重ねながら、時代のニーズに合わせて進化を遂げてきたバスターミナルは、これからも姫路市の発展に貢献していくでしょう。今後の更なる発展、利便性向上に期待が高まります。

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