兵庫県立姫路商業高等学校

兵庫県立姫路商業高等学校

兵庫県姫路市井ノ口に位置する公立の商業高等学校です。略称は「姫商」として親しまれています。商業に関する基礎から専門知識までを幅広く学べる商業科と、商業高校としては珍しい情報科学科の2学科を設置し、生徒の進路希望に合わせた多様な学習機会を提供しています。

学科紹介

商業科

ビジネスの基礎から専門知識までを網羅したカリキュラムで、生徒一人ひとりの目標や進路に合わせた科目選択が可能です。商業分野の知識・技能を習得するだけでなく、社会で必要とされる「生きる力」の育成に力を入れています。

情報科学科

商業高校においてハードウェア技術などの工業分野を学ぶことができる全国でも珍しい学科です。情報化社会を担うスペシャリスト育成を目指し、高度な情報技術に関する知識と実践力を養成します。

歴史

姫路商業高等学校の歴史は古く、1911年、姫路市立姫路商業学校として開校しました。その後、兵庫県に移管され、兵庫県立姫路商業学校、兵庫県立姫路商業高等学校と改称されました。1949年には、兵庫県立姫路東高等学校に合併する時期もありましたが、1961年、現在の場所に新たに開校。以来、地域社会に貢献する人材育成に尽力しています。創立記念日は開校式が行われた6月20日ですが、姫路における公立中等商業教育の歴史を踏まえ、1911年を創立年としています。

長い歴史の中で、校舎や施設の整備も進められ、現在では充実した教育環境が整っています。創立100周年、110周年と節目の年には記念式典が盛大に行われ、多くの関係者から祝福を受けました。

部活動

姫路商業高等学校は、商業教育と進学実績の高さに加え、活気あふれる部活動でも知られています。運動部は全国大会への出場実績も多く、陸上競技部、卓球部、少林寺拳法部、ソフトテニス部、体操競技部などは特に強豪として名を馳せています。特に少林寺拳法部女子は、インターハイで過去10年間に5度の全国優勝を達成するなど、輝かしい成績を残しています。

文化部も盛んで、吹奏楽部、ビジネス部、美術部、書道部など、多様な分野のクラブ活動が展開されています。生徒たちは勉学と部活動の両立に励み、学校生活を充実させています。

著名な卒業生

姫路商業高等学校からは、各界で活躍する多くの卒業生が輩出されています。オリンピック出場選手、全国大会優勝者、大使、研究者、作家など、多様な分野で活躍する卒業生は、後輩たちの目標となっています。

全商検定

全商簿記検定および会計実務検定の兵庫県本部校として、検定試験の実施にも力を入れています。

生活綱領

「自分で考え自分で行う人となろう」「創意工夫に生きる人となろう」「共に喜び生きる人となろう」という生活綱領を掲げ、主体性と協調性を兼ね備えた人材育成を目指しています。

まとめ

兵庫県立姫路商業高等学校は、歴史と伝統を誇る商業高校です。充実した教育環境と活気あふれる部活動、そして将来を担う人材育成への強い意志を胸に、これからも地域社会に貢献していくことでしょう。

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