兵庫県道・大阪府道601号杉生能勢線

兵庫県道・大阪府道601号杉生能勢線

兵庫県と大阪府の県境地域に位置する兵庫県道・大阪府道601号杉生能勢線は、兵庫県川辺郡猪名川町から大阪府豊能郡能勢町へと至る一般県道および府道です。

路線概要

この道路は、兵庫県川辺郡猪名川町杉生の猪名川町杉生交差点（兵庫県道12号川西篠山線に接続）を起点とし、大阪府豊能郡能勢町天王の天王交差点（国道173号に接続）を終点としています。総延長はおよそ5.8キロメートルと比較的に短い路線です。

沿革

現在の兵庫県道・大阪府道601号という路線番号が 부여されたのは1994年（平成6年）4月1日以降のことです。それ以前、この路線はそれぞれ異なる番号で呼ばれていました。具体的には、1993年（平成5年）12月19日までは兵庫県側の区間が兵庫県道484号として、また1994年（平成6年）3月31日までは大阪府側の区間が大阪府道401号として指定されていました。

道路状況と特徴

本路線は、特に兵庫県内の大部分の区間と大阪府との県境に近い部分において、道路の幅員が狭くなっている箇所が連続します。これらの区間は概ね1.5車線程度となっており、対向車とのすれ違い（離合）が非常に困難な場所が多く存在します。加えて、この路線は山間部を通過するため起伏が激しく、カーブも多いため、走行には注意が必要です。

さらに、冬季においては積雪に見舞われることが少なくありません。路面が凍結する可能性も高いため、冬期にこの路線を通行する際には、タイヤチェーンの携行や、積雪情報・路面状況の確認が不可欠です。慎重な運転が強く推奨されます。

地理

通過する自治体

杉生能勢線が通過する自治体は以下の通りです。

兵庫県
川辺郡猪名川町
丹波篠山市（ごく一部を通過する可能性があります）
大阪府
豊能郡能勢町

交差する道路

本路線の起点および終点では、以下の主要な道路と接続しています。

兵庫県道12号川西篠山線（起点：猪名川町杉生交差点）
国道173号（終点：能勢町天王交差点）

沿線の施設・名所

沿線には、自然豊かな環境の中で健康増進を図ることができる兵庫県立奥猪名健康の郷があります。また、古くから知られる温泉地である籠坊温泉も沿線近くに位置しています。大阪府側に入ると、終点付近には能勢町の地域に根ざした教育機関である能勢町立天王小学校などが見られます。

関連情報

本路線に関連する項目として、以下のリストが挙げられます。

兵庫県の県道一覧
* 大阪府の府道一覧

このように、兵庫県道・大阪府道601号杉生能勢線は、両府県の県境を越える地域住民にとって重要な生活道路であるとともに、沿線の自然や温泉地へのアクセスを提供する役割も担っています。しかし、一部の区間における厳しい道路状況のため、通行には十分な注意が求められる路線と言えるでしょう。

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