兵庫県道167号浜坂停車場線

兵庫県道167号浜坂停車場線

兵庫県道167号浜坂停車場線は、兵庫県美方郡新温泉町内のみを通過する一般県道として指定されています。この路線は、JR山陰本線の浜坂駅と町内の主要な幹線道路を結ぶ、地域にとって重要なアクセスルートの一つです。

路線の概要

この県道は、美方郡新温泉町の浜坂地域を起点とし、同町の三谷地域を終点としています。総延長は1,104メートルと比較的全長の短い路線ですが、地域の交通網において結節点としての役割を果たしています。

起点は、JR山陰本線の浜坂駅前広場に設定されています。ここは、兵庫県道127号浜坂港浜坂停車場線の終点とも重なる地点であり、駅から各方面への接続を担う要衝です。一方、終点は三谷地区にあり、具体的には田君踏切の付近に位置しています。この地点では、主要幹線である国道178号と交差するほか、兵庫県道47号浜坂井土線の起点とも接続しています。

歴史的な変遷

近年、この路線はそのルートの一部において変化を経験しました。2017年（平成29年）11月24日には、美方郡新温泉町浜坂の浜坂三角交差点から同町三谷の田君踏切に至る約272メートル区間が、当時国道178号として指定されていた区間と重複する形となりました。

しかし、その後の2018年（平成30年）4月1日には、山陰近畿自動車道「浜坂道路」の開通に伴い、並行する従来の国道178号の一部区間について国道の指定が解除されました。これに伴い、上記重複区間も国道ではなくなり、兵庫県道167号の単独区間へと変更されました。この変遷は、地域の道路ネットワークの再編と深く関連しています。

現在の路線状況

現在、この路線には他の県道との重複区間が存在します。具体的には、起点であるJR浜坂駅前を含む美方郡新温泉町浜坂地内の一部で、兵庫県道127号浜坂港浜坂停車場線と経路を共有しています。これにより、浜坂漁港方面から浜坂駅へ向かう車両と、浜坂駅を発着する車両が同じ区間を利用する形態となっています。

地理的特徴

本路線は、その全区間が兵庫県美方郡新温泉町内に収まっています。経路の途中で、JR山陰本線と立体交差または踏切で交差しています（終点付近に「田君踏切」の名称があります）。沿線には、路線の出発点であるJR山陰本線の浜坂駅が位置しており、駅へのアクセス道路としての性格が強い路線です。

交差する主な道路としては、終点付近で国道178号および兵庫県道47号浜坂井土線と接続するほか、起点付近では兵庫県道127号浜坂港浜坂停車場線と重複しています。これらの交点や重複区間は、周辺地域の交通流動において重要な役割を担っています。

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