兵庫県道267号日影養父線

兵庫県道267号日影養父線

『ひょうごけんどう267ごう ひかげやぶせん』と読まれる兵庫県道267号日影養父線は、兵庫県の北部、美方郡香美町と養父市を結ぶ主要な一般県道の一つとして位置づけられています。この路線は、両市町に暮らす人々の移動や、地域の施設へのアクセスを支える重要な役割を担っています。

路線概要

この県道の正式な起点は、美方郡香美町村岡区日影にある「猿尾滝入口交差点」です。ここでは主要幹線である国道9号と交差しており、香美町側の主要なアクセス拠点となっています。終点は養父市八鹿町八鹿にあり、兵庫県道169号八鹿停車場線と接続します。総延長は19.048キロメートルと、比較的短い県道です。

通行不能区間

兵庫県道267号日影養父線の特筆すべき点は、その途中に車両が通行できない区間が存在することです。具体的には、美方郡香美町村岡区の作山地区から養父市八鹿町の日畑地区にかけての区間が、道路として整備されておらず、連続して走行することができません。このため、この県道を利用する際には、この分断区間を考慮する必要があります。通行不能区間の存在は、路線の全体的な利用形態や地域間の連結性に影響を与えています。

歴史的変遷

この路線には、比較的最近になって起点位置に変更がありました。2024年（令和6年）1月26日に兵庫県告示第61号が発出されたことにより、それまで国道9号の旧道と交差していた地点が起点とされていましたが、この告示をもって現在の「猿尾滝入口交差点」が新たな起点となりました。この変更は、地域の道路網の再編や、より主要な交差点への起点の移設を反映したものと考えられます。

地理

兵庫県道267号日影養父線が通過する自治体は、以下の通りです。

美方郡香美町
養父市

起点の美方郡香美町から養父市へと路線は延びていますが、前述の通行不能区間を挟んで分断されています。

沿線状況

路線の終点近く、養父市八鹿町の中心部では、いくつかの公共施設や教育機関のそばを通過します。

養父市立八鹿青渓中学校
養父市立八鹿小学校
兵庫県立八鹿高等学校
養父市役所

これらの施設へのアクセス道路としての役割も担っており、特に朝夕の通勤・通学時間帯には多くの人々に利用されています。

まとめ

兵庫県道267号日影養父線は、美方郡香美町と養父市を結ぶ約19kmの一般県道ですが、中間には車両通行ができない区間があるという特徴的な路線です。起点が最近変更された歴史を持ち、沿線には学校や市役所といった地域の主要施設が点在しています。通行可能な区間は、地域の生活道路として重要な役割を果たしています。

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