兵庫県道354号淡河吉川線

兵庫県道354号淡河吉川線（ひょうごけんどう354ごうおうごよかわせん）は、兵庫県神戸市北区と三木市を結ぶ一般県道に指定されています。神戸市北区淡河町の起点から三木市吉川町の終点まで、主に地域間の連絡や幹線道路への接続を担う役割を果たしています。

路線概要

本路線の起点は、神戸市北区淡河町淡河に位置する淡河本町交差点です。ここでは、国道428号および兵庫県道38号三木三田線と接続しており、国道428号とは一部区間で重複しています。終点は、三木市吉川町有安にある渡瀬バイパス東交差点で、兵庫県道17号西脇三田線に接続しています。この路線は、起点付近から三木市吉川町へと東進する経路をとります。

路線の諸元

兵庫県道354号淡河吉川線の総延長は3.774キロメートルです。比較的な短い路線ですが、通過する地域における重要な連絡路としての機能を持っています。

他の路線との重複

本路線には、他の複数の路線と重複する区間が存在します。

国道428号：起点の淡河本町交差点から、三木市吉川町奥谷にある二ツ子町交差点までの区間において、国道428号と重複しています。この区間は、本路線全体の大部分を占めており、交通量も比較的に多い区間と言えます。
兵庫県道355号楠原三木線：三木市吉川町湯谷の地点から、前述の二ツ子町交差点までの区間において、兵庫県道355号楠原三木線と重複しています。したがって、二ツ子町交差点に至る手前の区間では、国道428号、兵庫県道355号、そして兵庫県道354号の三つの路線が重複していることになります。この二重または三重重複区間は、周辺地域の道路網において複雑な構造を形成しています。

主要な構造物

路線上にはいくつかの橋梁が架けられています。

歳田橋：神戸市北区内に位置し、淡河川を渡る橋です。この橋は、国道428号との重複区間内に含まれます。
丸山橋：歳田橋と同様に神戸市北区にあり、僧尾川を渡ります。こちらも国道428号との重複区間内です。
下田橋：僧尾川を渡る橋で、丸山橋と同じく神戸市北区の国道428号重複区間内にあります。
潮橋：三木市内に位置し、美嚢川を渡る橋です。重複区間を抜けた後の区間に位置しています。

これらの橋梁は、路線が通過する河川を渡るために不可欠な構造物です。

地理と沿線

兵庫県道354号淡河吉川線が経路となる自治体は、兵庫県神戸市（北区）と兵庫県三木市です。

沿道には、地域の生活や活動に関連するいくつかの施設が見られます。

道の駅淡河：起点の比較的近くに位置する道の駅で、休憩施設や情報発信拠点として利用されています。地元特産品の販売なども行われ、地域の活性化に貢献しています。
吉川総合公園：三木市吉川町に広がる総合公園で、多目的グラウンドや体育館、テニスコートなどを備えています。地域のスポーツ活動やレクリエーションの場として広く利用されており、週末には多くの人々が訪れます。
* 兵庫県立吉川高等学校：三木市吉川町にある高等学校で、地域における教育機関です。生徒たちの通学路としても本県道が利用されていることが考えられます。

これらの施設は、本県道が単なる通過路としてだけでなく、地域住民の生活を支え、交流の場へのアクセスを提供する役割も担っていることを示しています。

兵庫県道354号淡河吉川線