兵庫県道390号神吉船頭線

兵庫県道390号神吉船頭線

兵庫県道390号神吉船頭線（ひょうごけんどう390ごう かんきせんどうせん）は、兵庫県加古川市内のみを通過する一般県道の一つです。加古川市東神吉町神吉から同市米田町船頭まで、市内の東西方向を結んでいます。

路線データ

本路線の詳細は以下の通りです。

起点：加古川市東神吉町神吉（東神吉南交差点）
ここでは兵庫県道43号高砂北条線および兵庫県道387号平荘魚橋線と接続しています。
終点：加古川市米田町船頭
ここでは兵庫県道79号高砂加古川加西線と接続しています。
総延長：2.133 km

比較的短い区間を結ぶ県道です。

路線状況

路線の大部分は加古川市内に位置します。起点である東神吉南交差点から加古川市東神吉町神吉地内にかけては、兵庫県道387号平荘魚橋線との重複区間となっています。

本路線上には、重要な交通網である加古川バイパスを跨ぐ「砂部陸橋」が存在します。この陸橋に関連して、特筆すべき出来事がありました。

砂部陸橋の事故と架け替え

2012年（平成24年）2月27日、加古川バイパス本線上を走行していた大型トレーラーの積み荷が、上空を通る当路線の砂部陸橋の橋桁に衝突するという事故が発生しました。当時、砂部陸橋は既に建設から年数を経ており、老朽化が進んでいる状態でした。この事故による橋桁の損傷が大きく、また将来的な安全性を考慮し、陸橋全体の架け替え工事が決定されました。

この大規模な工事のため、砂部陸橋を含む該当区間は長期間にわたる通行止め措置が取られました。地域住民や利用者は迂回を余儀なくされ、不便な状況が続きました。新しい陸橋の建設工事は数年を要し、ようやく完成した新橋による通行が再び可能になったのは、事故発生から4年以上が経過した2016年（平成28年）5月29日のことでした。この事故とそれに伴う長期通行止めは、本路線の歴史において大きな出来事として記憶されています。

地理

通過する自治体

兵庫県加古川市

本路線は加古川市内のみを通過する完結路線です。

沿線

路線の沿線には、以下のような施設が見られます。

加古川市立神吉中学校
加古川市立東神吉小学校
加古川市立東神吉南小学校
船頭郵便局

これらの施設は、主に路線の起点側や終点側に位置しており、地域の生活に密着した道路として利用されています。

交差する道路

本路線が他の主要な道路と交差する地点は以下の通りです。

兵庫県道43号高砂北条線（起点・東神吉南交差点）
兵庫県道387号平荘魚橋線（起点・東神吉南交差点および重複区間）
兵庫県道79号高砂加古川加西線（終点）

関連項目

兵庫県の県道一覧

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