兵庫県道402号白浜姫路停車場線

兵庫県道402号白浜姫路停車場線

兵庫県道402号白浜姫路停車場線（ひょうごけんどう402ごう しらはまひめじていしゃじょうせん）は、兵庫県姫路市内を通過する一般県道です。この路線は、姫路市南部に位置する白浜地区から、市の中心部にある主要交通結節点である姫路駅南口までを結んでいます。瀬戸内海沿いの地域と都市機能を結ぶ、延長約6.4キロメートルの重要なアクセスルートの一つとして機能しています。

路線の概要と詳細

この県道の起点は、姫路市白浜町の「新開公園西交差点」に位置しており、ここでは国道250号と接続しています。終点は、姫路市の南駅前町にあるJRおよび山陽電気鉄道の姫路駅前の広場です。この終点地点は、兵庫県道219号姫路停車場線の起点、そして兵庫県道401号中島姫路停車場線の終点ともなっており、複数の県道が集まる地点です。路線の総延長は6.405キロメートルが公式に計上されています。

経路の変更について

兵庫県道402号の経路は、近年変更されています。2015年（平成27年）3月31日付の兵庫県告示第274号により、新たな飾磨バイパスが開通したことに伴い、それまで国道250号の一部として利用されていた区間が県道402号の経路として取り込まれました。この変更により、起点の位置も従来の場所から現在の白浜町の新開公園西交差点に移されています。これは、地域の幹線道路網の再編と、新しいバイパス道路への交通分散を図るための措置と考えられます。

路線状況と他の県道との重複

兵庫県道402号は、その経路の一部で他の複数の兵庫県道と重複しています。主な重複区間は以下の通りです。

兵庫県道517号妻鹿花田線: 姫路市兼田にある兼田交差点から、姫路市四郷町東阿保の阿保橋東交差点までの区間で重複しています。
兵庫県道516号姫路環状線: 姫路市阿保地区の一部区間で重複します。具体的な交差点名については情報にありませんが、姫路環状線の一部を共用しています。
兵庫県道219号姫路停車場線: 姫路市北条から終点である姫路市南駅前町（姫路駅前）までの区間で重複しています。姫路駅への主要なアクセス経路の一部を構成しています。
兵庫県道401号中島姫路停車場線: 姫路市北条の姫路駅南交番前交差点から、終点の姫路市南駅前町（姫路駅前）までの区間で重複しています。県道219号との重複区間と重なる箇所があります。

これらの重複区間が存在するため、利用する際は標識等で進行方向を確認することが重要です。

道路施設

路線上には、河川を渡るためのいくつかの橋梁が設けられています。確認されている主要な橋として、姫路市内に架かる「住吉橋」（松原川を渡河）と「阿保川」（市川を渡河）があります。これらの構造物は、路線の連続性を確保する上で不可欠な役割を果たしています。

沿線の地理と周辺施設

兵庫県道402号が通過するのは、兵庫県姫路市のみです。沿線には、地域に根差した教育施設が見られます。具体的には、姫路市立妻鹿小学校、姫路市立白浜小学校、姫路市立灘中学校などが沿線またはその近くに位置しています。公共交通機関としては、山陽電気鉄道本線の白浜の宮駅が路線の比較的起点に近い場所にあります。そして、終点地点は、JR西日本の山陽本線、姫新線、播但線、そして山陽新幹線の各路線と、山陽電気鉄道本線が集まる一大ターミナルである姫路駅のすぐ前です。この立地は、地域住民や駅利用者の主要なアクセスルートとしての本路線の重要性を示しています。

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