兵庫県道413号護持下伊勢線
兵庫県道413号護持下伊勢線(ひょうごけんどうよんひゃくじゅうさんごう ごじしもいせせん)は、
兵庫県姫路市内に定められた一般県道の一つです。この路線は、
姫路市の北部から中部にかけて、豊かな自然が残る地域を東西に連絡する役割を担っています。
路線概要
当路線は、
兵庫県姫路市夢前町護持を起点とし、同じく
姫路市内の林田町下伊勢を終点とする、総延長6.926
キロメートルの県道です。起点である夢前町護持では、
主要地方道である
兵庫県道80号宍粟香寺線と接続しており、宍粟方面や香寺方面へのアクセスを可能にしています。一方、終点の林田町下伊勢に位置する下伊勢交差点では、播磨地域の主要幹線
道路の一つである
国道29号に接続します。これにより、鳥取方面や太子・
姫路市街地方面への広域的な移動が可能となります。このように、本路線は地域内の移動を支えるだけでなく、周辺の主要な幹線
道路網との連絡を担う、地域交通における結節点としての性格も有しています。
沿線状況
県道413号線が描くルートは、主に大津茂川の上流域、とりわけ静けさに包まれた谷間を縫うように進みます。沿道は、市街地の喧騒から離れた豊かな自然環境が広がっており、四季折々の風景を楽しむことができます。清らかな川の流れや、緑豊かな山並みに囲まれたこの道は、地域住民にとって日々の生活を支える大切な通路であると同時に、穏やかな環境を提供しています。比較的交通量は多くなく、地域の生活
道路としての性格が強い区間が多いと考えられます。
重複区間
路線の途中には、他の県道と経路を共にする重複区間が存在します。具体的には、
姫路市林田町大堤から
姫路市林田町上伊勢にかけての一定区間において、
兵庫県道519号菅生澗林田線と重複しています。この区間では、両県道の標識が併設され、一つの
道路を共有する形となっています。
交差・接続する主な道路
本路線が交差または接続する主な
道路は以下の通りです。
- - 兵庫県道80号宍粟香寺線(起点)
- - 兵庫県道519号菅生澗林田線(重複)
- - 国道29号(終点:下伊勢交差点)
これらの接続点を通じて、周辺地域へのスムーズな移動が実現されています。
沿線の主な施設
沿道には、地域住民の生活に密着した施設が点在しています。その中でも特筆すべきものとしては、
姫路市立伊勢小学校が挙げられます。小学校の存在は、この県道が地域の子供たちの通学路としても利用されており、生活
道路としての役割を強く持つことを示唆しています。
まとめ
兵庫県道413号護持下伊勢線は、総延長こそ約6.9
キロメートルと短いながらも、
姫路市北西部の自然豊かな地域を結び、周辺の主要幹線
道路へのアクセスを提供する重要な生活
道路です。大津茂川沿いの静かな谷間を進むこの道は、地域の景観の一部ともなっており、地域住民の暮らしを支えています。