兵庫県道421号大江島太子線

兵庫県道421号大江島太子線

概要

兵庫県道421号大江島太子線は、兵庫県南西部に位置する一般県道です。「おおえじまたいしせん」と読まれ、臨海部の姫路市網干区大江島古川町を起点とし、内陸へ向かい揖保郡太子町太田に至ります。その総延長は約4.4キロメートルに及び、主に大津茂川の中下流域に沿って東西に延びるルートをとっています。この路線は、沿線地域の住民生活や産業活動を支える重要な役割を担っています。

路線データ

起点：姫路市網干区大江島古川町（大江島交差点にて国道250号に接続）
終点：揖保郡太子町太田（太田交差点にて国道179号および兵庫県道420号石倉太子線に接続）
総延長：4.404 km

沿革

本路線の経路には近年変更がありました。2024年3月31日付で実施された兵庫県の告示（2024年3月29日付第320号）により、兵庫県道415号和久今宿線の経路が見直された影響を受け、姫路市勝原区内の区間である宮田北交差点から勝原橋交差点までの間が、本路線のみが通る単独区間となりました。

路線状況

県道421号は、その経路の大部分が大津茂川の流れに沿っています。この地域の主要な生活道路としての性格を持つ一方で、交通量の増加に伴う課題も抱えています。特に、姫路市勝原区にある下太田交差点は、市道との接続点であり、兵庫県が実施した交通量調査において、県内でも特に渋滞が激しい交差点の一つとして指摘されています。この深刻な渋滞状況を解消するため、現在、交差点の改良工事が計画されており、今後の交通状況の改善が期待されています。

主な道路構造物

橋梁
大平橋：姫路市内の大津茂川を渡る橋です。

地理

本路線は、以下の二つの自治体を通過します。

姫路市
揖保郡太子町

交差する道路・鉄道および沿線施設

主な交差道路

国道250号（姫路市、起点）
国道179号（太子町、終点）
兵庫県道420号石倉太子線（太子町、終点）
市道（姫路市、下太田交差点）

交差する鉄道

以下の鉄道路線と平面または立体交差します。
山陽電気鉄道網干線
山陽本線
山陽新幹線

沿線施設・名所

路線沿いには、地域の生活や歴史に関連する様々な施設や名所が存在します。
山陽電気鉄道網干線 平松駅
田井郵便局
姫路市立大津茂小学校
姫路市立勝原小学校
檀特山
瓢塚古墳
* 下太田廃寺跡

まとめ

兵庫県道421号大江島太子線は、姫路市と太子町を結び、大津茂川沿いの地域における重要な交通網を形成しています。一部区間での渋滞解消に向けた取り組みも進められており、地域の発展を支える路線としてその役割を果たしています。

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