兵庫県道460号野島浦線

兵庫県道460号野島浦線

兵庫県道460号野島浦線（ひょうごけんどう460ごう のじまうらせん）は、日本の兵庫県淡路市内に存在する一般県道の一つです。この路線は、淡路市の北西部に位置する野島蟇浦（ひきのうら）を出発点とし、市東部の浦地区を終点とする比較的短いながらも地域にとって重要な役割を果たす道路です。

概要

野島浦線は、淡路市野島蟇浦の兵庫県道31号福良江井岩屋線との交差地点を起点として始まります。ここから概ね東南東の方向へと進み、淡路島の北東部海岸沿いを経由しながら、最終的には淡路市浦地区にある浦交差点で国道28号に接続して終点となります。路線の総延長は7.115キロメートルであり、主に淡路島の北部の地域間を結ぶ動脈としての機能を有しています。

路線状況

本路線には、特定区間において事前通行規制が設けられています。具体的には、起点の淡路市野島蟇浦から淡路市野島常盤にかけての区間が該当します。これは、悪天候時などに安全確保のために事前に通行が規制される可能性がある区間であることを示しています。また、路線のうち東浦インターチェンジ付近から終点にかけての区間は、緊急輸送道路に指定されています。これは、地震などの災害発生時において、緊急車両の通行を確保し、迅速な救援・復旧活動を支援するための重要な役割を担う道路であることを意味します。

地理

兵庫県道460号野島浦線は、その全線が淡路市域内に収まっています。路線の大部分は、淡路島の北部海岸線、特に播磨灘に面した地域を通過します。このため、沿線からは美しい海の景観を望むことができる場所も少なくありません。また、地域住民の生活に関連する施設も沿線に点在しています。

主な沿線施設・地理：

播磨灘：路線の多くの部分がこの内海に面しています。
淡路市立浦小学校：地域の教育機関の一つです。
浦郵便局：地域の郵便サービス拠点です。
道の駅東浦ターミナルパーク：休憩や情報提供、地域産品の販売などを行う施設で、多くの利用客があります。

交差する主な道路：

兵庫県道31号福良江井岩屋線（起点）
国道28号（終点：浦交差点）

野島浦線は、これらの主要道路と接続することで、淡路島北部の交通ネットワークの一翼を担っています。播磨灘沿いの集落を結び、生活道路としての機能に加え、緊急時の役割や観光拠点へのアクセス路としても利用されています。その総延長は短いものの、地域の日常生活、防災、そして観光といった多岐にわたる側面において、なくてはならない存在と言えるでしょう。

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