兵庫県道477号阿那賀市線

兵庫県道477号阿那賀市線

兵庫県道477号阿那賀市線は、兵庫県南あわじ市に位置する一般県道です。淡路島の南部に広がるこの路線は、地域の生活や産業を支える重要なインフラとして機能しています。

概要

この県道は、南あわじ市の阿那賀地区を出発点とし、概ね北東方向へと進み、同市の市青木地区を終点としています。特に、阿那賀から榎列小榎列にかけての区間は、「うずしおライン」という愛称でも親しまれており、風光明媚なエリアを通過します。

路線データ

兵庫県道477号の基本的なデータは以下の通りです。

起点: 兵庫県南あわじ市阿那賀。具体的には、兵庫県道25号阿万福良湊線との交差地点が路線の出発点となります。
終点: 兵庫県南あわじ市市青木。青木西交差点で国道28号に接続する地点が路線の終着点です。
総延長: 路線の全長は約12.854キロメートルに及びます。

また、この路線には以下の特徴的な区間が存在します。

事前通行規制区間: 阿那賀中から志知奥にかけての区間では、悪天候時などに事前通行規制が実施される場合があります。
緊急輸送道路: 志知から榎列小榎列にかけての区間は、緊急輸送道路に指定されており、災害発生時などに重要な役割を担います。

路線状況

過去には、本路線の一部が高速道路へのアクセスルートとして利用されていました。1985年（昭和60年）6月8日から1987年（昭和62年）10月7日までの期間、本州四国連絡道路（現在の神戸淡路鳴門自動車道）の西淡仮出入口と接続しており、高速道路網との連携を一時的に担っていました。

通称

前述の通り、南あわじ市阿那賀から榎列小榎列に至る区間は、地域住民や観光客から「うずしおライン」と呼ばれています。この愛称は、近隣の鳴門の渦潮に由来する可能性があり、周辺の景観とも調和しています。

道路施設

本路線が経由する主要な道路施設の一つに「松美橋」があります。この橋は南あわじ市内にあり、大日川を渡河しています。

地理

通過する自治体

兵庫県道477号阿那賀市線は、その全線にわたり兵庫県南あわじ市内を通過します。

交差する道路

本路線は、起点と終点において以下の主要な道路と接続しています。

兵庫県道25号阿万福良湊線（起点）
国道28号（終点、青木西交差点）

沿線

路線の沿線には、地域の生活や公共サービスに関わる様々な施設が見られます。

南あわじ警察署 阿那賀駐在所
南あわじ市立志知小学校
E28 神戸淡路鳴門自動車道 志知バスストップ（陸の港西淡）
南あわじ市立市小学校
淡路三原郵便局

これらの施設は、県道の利用者に利便性を提供するとともに、地域のランドマークとしても機能しています。

まとめ

兵庫県道477号阿那賀市線は、南あわじ市南部の阿那賀地区と市青木地区を結び、地域の交通網を支える重要な一般県道です。うずしおラインとしての景観の良さや、かつての高速道路接続の歴史、緊急輸送道路としての役割など、多角的な特徴を持っています。地域の日常的な移動だけでなく、防災や歴史的な観点からも注目されるべき路線と言えるでしょう。

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