兵庫県道548号楽々浦玄武洞豊岡線

兵庫県道548号楽々浦玄武洞豊岡線

兵庫県道548号楽々浦玄武洞豊岡線（ひょうごけんどう548ごう ささうらぶどうとよおかせん）は、兵庫県豊岡市内にその全線が所在する主要地方道以外の県道です。豊岡市の城崎町楽々浦から、同市小田井町までを結ぶ役割を担っています。

概要

この路線は、円山川の下流部において、その右岸に沿って延びています。ただし、対岸を走る兵庫県道3号豊岡瀬戸線が比較的川沿いを進むのに対し、本県道はより山側に沿ってルートが設定されているのが特徴です。起点は豊岡市城崎町楽々浦に位置し、兵庫県道9号豊岡竹野線のバイパスと交わります。終点は豊岡市小田井町の堀川橋西詰交差点で、ここでは兵庫県道3号豊岡瀬戸線に接続します。総延長は9.150キロメートルとなっています。

路線データ

起点：豊岡市城崎町楽々浦（兵庫県道9号豊岡竹野線バイパス交点）
終点：豊岡市小田井町（堀川橋西詰交差点＝兵庫県道3号豊岡瀬戸線交点）
総延長：9.150 km

歴史

本県道は、比較的近年になってその名称が変更された経緯を持ちます。2022年（令和4年）3月11日付けで、従来の「県道戸島玄武洞豊岡線」から現在の「県道楽々浦玄武洞豊岡線」へと路線名が改称されました。この変更に伴い、起点の位置も楽々浦へと変更されています。なお、この時点では、新たな起点となった楽々浦から戸島までの区間は道路として整備されておらず、将来的に供用される予定となっています。
また、路線の改良も進められており、2023年（令和5年）4月29日には、豊岡市赤石地区内の約1.7キロメートルにわたる区間の拡幅工事が完了し、供用が開始されました。これにより、この区間の通行環境が改善されています。

路線状況

重複区間

本県道には、他の県道との重複区間が存在します。具体的には、豊岡市城崎町戸島の区域において、兵庫県道9号豊岡竹野線と一部区間を共有しています。

道路施設

沿線上には、いくつかの橋梁が設けられています。主なものとして、以下の橋が挙げられます。

森橋（金剛寺川）
六方橋（六方川）
堀川橋（円山川）

これらの橋は、それぞれ指定された河川を渡河するために建設されており、路線の円滑な交通を支えています。（所在地はいずれも豊岡市）

地理

通過する自治体

本県道が通過するのは、兵庫県豊岡市のみです。路線の全域が豊岡市の市域内に含まれています。

交差する道路

兵庫県道9号豊岡竹野線バイパス（起点）
兵庫県道9号豊岡竹野線（重複区間）
* 兵庫県道3号豊岡瀬戸線（終点）

交差する鉄道

沿線では、北近畿タンゴ鉄道の宮津線と交差しています。

沿線

本県道は、円山川に沿って進むため、随所でその流れを望むことができます。また、国の天然記念物にも指定されている玄武洞公園の近くを経由しており、観光地へのアクセスルートとしても機能します。教育施設としては、豊岡市立田鶴野小学校の周辺を通過しています。

これらの地理的な要素が、本県道の沿線環境を形成しています。

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