兼六山鉄太郎

兼六山鉄太郎（けんろくざん てつたろう）は、1899年2月20日に石川県金沢市で生まれ、1967年1月4日に生涯を閉じた大[[相撲]]力士です。本名を久田末吉といい、浦風部屋と立浪部屋に所属していました。

身長183cm、体重98kgという恵まれた体格を活かし、特に上突っ張りや左四つからの吊りを持ち味としていました。しかし、入幕前に病気を患ったことが、その後の力士生活に大きな影響を与え、大成を阻む要因となりました。

1917年5月場所、浦風部屋から初土俵を踏みました。この時、出身地である金沢の名所「兼六園」にちなんで「兼六山」という四股名が付けられました。その後、「般若」という四股名を経て、1920年5月場所からは「兼六山鉄五郎」、そして1921年1月場所からは「兼六山鉄太郎」と改名しました。

1921年1月場所で十両に昇進。そして1926年5月場所には念願の新入幕を果たしますが、この場所を全休し、幕内では一度も土俵に上がることができませんでした。その後、十両に陥落し、1927年10月場所で引退しました。

生涯戦績は37勝32敗11休1分3預（16場所）、幕内での戦績は0勝0敗11休（1場所）でした。各段優勝としては、1915年5月場所に十両優勝、1920年5月場所に幕下優勝を果たしています。

引退後は、茨城県水戸市（旧奈良屋町）で静かに余生を送りました。

主な成績

生涯戦績: 37勝32敗11休1分3預（16場所）
幕内戦績: 0勝0敗11休（1場所）

各段優勝

十両優勝: 1回（1915年5月場所）
幕下優勝: 1回（1920年5月場所）

四股名変遷

兼六山 ?（けんろくざん ?）1917年5月場所 - ?
般若 ?（はんにゃ ?）? - 1920年1月場所
兼六山 鉄五郎（けんろくざん てつごろう）1920年5月場所
兼六山 鉄太郎（- てつたろう）1921年1月場所 - 1927年10月場所

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