兼田亜季重

兼田亜季重 (かねだ あきしげ) とは

元プロサッカー選手で、主にゴールキーパーとして活躍した兼田亜季重は、1990年2月26日生まれの広島県福山市出身です。彼は少年時代からサッカーに情熱を注ぎ、数々のチームで経験を積みながら選手として成長を続けてきました。

来歴

兼田は福山市の少年サッカーチームを経て、2002年にはサンフレッチェ広島ジュニアユースに入団。ここでは同級生に横竹翔がいました。2003年にはナイキプレミアカップジャパンでの優勝へ貢献し、重要なPK戦で1本のキックを止める活躍を見せました。この成功がきっかけで、マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップへの出場権を得ましたが、最終戦では1試合限りの出場となりました。

2005年には広島ユースに昇格し、同級生には横竹や内田健太、篠原聖、中野裕太がいました。2014年にはキャプテンとしての役割を担い、チームをJユースカップの優勝に導きました。その後、2007年には高校3年生でありながら、ポジションを1学年下の原裕太郎に譲らざるを得ませんでした。

2008年にJ2の愛媛FCに加入すると、恩師であるGKコーチ・山中亮が彼を指導しましたが、川北裕介や秋元陽太の壁により控えGKとしての立場が続きました。2014年にはモンテディオ山形へ完全移籍し、再び笹原義巳の指導を受けることになります。清水健太や常澤聡の影に隠れる形で第3GKとしてプレーし、清水の怪我によってベンチに入る機会が増えました。

2016年にはアビスパ福岡に加わり、ここではイ・ボムヨンや神山竜一といった選手の控えとして過ごしました。J1リーグ戦デビューは移籍9年目にして、シーズン最終戦の柏レイソル戦で果たしました。2017年にはJ2リーグに降格した福岡で出場機会が増え、シーズン中盤には杉山力裕からポジションを奪取。公式戦では15試合に出場し、自身のキャリアにおいて最も多くの試合に出ましたが、シーズン終盤には控えに回り、契約満了での退団となりました。

2018年に大分トリニータへ移籍したものの、公式戦での出場はなく、同年オフには移籍リストに名前が載りました。12月にはJリーグの合同トライアウトに参加しましたが、新たな移籍先は見つからず、2019年2月15日に現役引退を発表しました。

所属クラブと個人成績

• - 西深津SC
• - サンフレッチェ広島ジュニアユース
• - サンフレッチェ広島ユース（広島県立吉田高等学校）
• - 愛媛FC (2008年 - 2013年)
• - モンテディオ山形 (2014年 - 2015年)
• - アビスパ福岡 (2016年 - 2017年)
• - 大分トリニータ (2018年)

彼のアンダーカテゴリーでの主なタイトルには、2003年のナイキプレミアカップジャパンと2006年のJユースカップがあります。また、U-16日本代表候補やU-18日本代表候補にも選出された経験があります。

現在の状況

兼田は2024年7月10日、札幌市で酒気帯び運転の疑いで逮捕されたことが報じられました。彼のキャリアの最後においても波乱の展開が待ち受けていました。

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