内ヶ﨑茂

内ヶ﨑 茂のプロフィール

内ヶ﨑 茂（うちがさき しげる）は、1973年2月27日生まれの日本のコンサルタント及び実業家である。彼は、HRガバナンス・リーダーズ株式会社の代表取締役社長兼CEOを務めており、さらに三菱UFJ信託銀行の執行役員としても活躍している。

経歴と業績

彼は早稲田大学大学院の法学研究科及び商学研究科（MBA）を修了した後、有斐閣で編集者としてキャリアをスタートした。ここで彼は現行の会社法の制定に深く関与し、株式会社の理想的なガバナンスの重要性に気づくこととなった。2008年に三菱UFJ信託銀行に入社し、証券代行部や法人コンサルティング部などの異なる部署で新たなコンサルティングサービスおよびソリューションプロダクトの開発に貢献した。特に、信託銀行として新しいビジネス分野の開拓に力を入れ、エクセレントカンパニーのボードアドバイザリー業務に注力した。

2020年にはHRガバナンス・リーダーズ株式会社のCEOに就任し、企業の持続可能な経営を促進するために、ヒトと組織、文化に関わるHRガバナンスに特化したコンサルティングを展開。彼は「入行した翌日に、自分の会社を設立するという決意を固めた」と語っており、その決意が具体化した形が現在の彼のビジネスである。2022年には三菱UFJ信託銀行の執行役員としても迎え入れられ、さらなるリーダーシップを発揮している。

コーポレートガバナンスへの貢献

内ヶ﨑は、コーポレートガバナンスの重要性を認識し、その分野でのイニシアティブをリードしてきた。経済産業省のコーポレートガバナンスシステム研究会での提言や、日本経済団体連合会のコーポレートガバナンス検討部会への参加を通じて、彼は企業ガバナンスの改革に向けた議論の中心的な役割を果たしている。また、日経SDGs/ESG会議での講演も行っており、持続可能な開発目標（SDGs）と環境・社会・ガバナンス（ESG）の推進に関心を寄せている。

著作と公表論文

内ヶ﨑は多くの書籍や論文の著者としても知られている。代表作には『サステナビリティ・ガバナンス改革』（日本経済新聞出版、2021年）や、『役員報酬改革論 [増補改訂第2版]』（商事法務、2018年）があり、いずれもコーポレートガバナンスや企業戦略の重要性を説いた内容である。彼の研究や考察は、企業の価値向上や持続可能性を推進するための具体的な提案を提供しており、彼の見解は多くの経営者や専門家に影響を与えている。

まとめ

内ヶ﨑 茂は、コンサルタントとしてだけでなく実業家としても日本の企業界に重要な影響を与えている。彼の専門知識や経験は、企業の持続可能な成長やガバナンス改革を推進するために欠かせないものであり、今後もその活動に注目が集まることだろう。

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