内守谷村

内守谷村（うちもりやむら）

内守谷村は、郡区町村編制法施行以前から1956年（昭和31年）4月1日まで存在した、茨城県北相馬郡の村です。現在の茨城県常総市南西部に位置しています。

地理

内守谷村は、茨城県北相馬郡の西部に位置していました。旧北相馬郡のうち、鬼怒川西岸に存在した3つの村（1889年以前は4村）の一つで、旧村域の東端には鬼怒川が流れています。現在の地名では、内守谷町、内守谷町きぬの里が旧村域に相当します。

地域

内守谷村には大字は存在せず、字として鹿小路、長ノ入、向地などがありました。

歴史

内守谷村の歴史は古く、942年（天慶5年）に開創され、古くは守谷郷と呼ばれていました（景行天皇の時代（71年 - 130年）に現在の守谷市中心部が守谷郷と呼ばれていたのとは別）。当初は内本郷と新郷に分かれていましたが、1185年（文治元年）に合併し、以降内守谷となりました。

1954年（昭和29年）3月時点では、北相馬郡の鬼怒川西岸に位置する3つの村（坂手村、菅生村、内守谷村）での合併案が浮上しましたが、同年6月17日には菅生村、小絹村との合併案に変更されました（坂手村は同年7月に水海道市に編入）。その後、菅生村とともに水海道市に編入される案が示され、1956年（昭和31年）4月1日に旧結城郡を中心に構成されていた水海道市（現在の常総市）に編入され、内守谷村は消滅しました。

現在、旧北相馬郡のうち、鬼怒川西岸の3村にあたる地域は県西地域に、東岸は県南地域に属しています。

沿革・年表

942年（天慶5年） - 開創され、守谷郷と称される。
1185年（文治元年） - 内本郷と新郷が合併し、内守谷となる。
1873年（明治6年）6月15日 - 廃藩置県により、相馬郡が千葉県所属となる。
1875年（明治8年）5月7日 - 相馬郡のうち、利根川以北が茨城県に移管される。
1878年（明治11年）7月22日 - 郡区町村編制法が施行され、相馬郡が分割、北相馬郡が成立する。
1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行に伴い、北相馬郡内守谷村が発足する。
1956年（昭和31年）4月1日 - 内守谷村と菅生村が水海道市に編入され、内守谷村は消滅する。

地域の変遷

市町村域

施設

内守谷村立内守谷小学校
玉台橋

脚注

関連項目

茨城県の廃止市町村一覧
内守谷町きぬの里

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