内湾入口（八日町）駅

内湾入口（八日町）駅について

内湾入口（八日町）駅は、宮城県気仙沼市八日町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）大船渡線BRTのバス停留所です。この駅は、気仙沼湾の入り口近くにあり、観光客にとって便利な場所にあります。

歴史

この駅の設置は、東日本大震災で被災した大船渡線の復旧計画の一環として始まりました。2015年12月にBRTでの復旧が決定した後、気仙沼市は2016年7月に9つの新駅設置をJR東日本に申し入れました。内湾入口（八日町）駅もその一つです。

当初、この駅は気仙沼市役所に隣接していたため「気仙沼市役所前」という仮称で呼ばれていました。しかし、市役所の移転が決まったため、気仙沼湾との関連を強調する「気仙沼湾ゲートウェイ」「鼎ヶ浦」「気仙沼内湾」などの仮称が検討されました。

2020年6月には設置要望が合意され、2021年6月にJR東日本から新設が発表され、2022年3月12日に開業しました。

駅構造

駅は、線路を撤去して整備された専用道上にあります。既存の待避所を利用して駅が設けられているため、上下便の交換が可能です。

開業当初は上屋やベンチがなく、乗降スペースのみでしたが、その後ベンチが設置されました。今後の駅舎整備については、市役所移転後に検討される予定です。

利用状況

JR東日本によると、2023年度の1日平均乗車人員は5人です。

駅周辺

駅は気仙沼市役所の裏手、安波山の麓に位置しています。駅名にある「内湾」は、気仙沼湾の最奥部に位置し、遊覧船乗り場や観光施設が集まる観光地区です。

気仙沼市役所は移転が決定しており、市役所移転後の地域づくりと連携して、駅の設置が進められました。この駅は、気仙沼湾への観光客誘致や、市役所移転後の周辺地域の活性化、既存バス路線との接続による新たな交通拠点の形成が期待されています。

2023年6月に策定された「気仙沼まちなかエリアビジョン」では、当駅から内湾地区への動線整備を図るアクションプランが示されています。

駅周辺施設

気仙沼市役所（本庁舎、第二庁舎、ワン・テン庁舎）
気仙沼郵便局
宮城県道26号気仙沼唐桑線
「気仙沼市役所前」停留所（岩手県交通・ミヤコーバスなど）
県道26号上にあり、気仙沼駅 - 上鹿折駅間のBRTであるミヤコーバス鹿折金山線が経由します。ただし、JR東日本の時刻表には掲載されておらず、JRの駅としては扱われていません。
気仙沼ベイクルーズ（大島汽船）

隣の停留所

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■大船渡線BRT

□快速・■普通

気仙沼駅 - 内湾入口（八日町）駅 - 鹿折唐桑駅

外部リンク

駅の情報（内湾入口（八日町）駅）：JR東日本

もう一度検索