内田夕夜

内田夕夜のプロフィール

内田夕夜（うちだ ゆうや）は、1965年12月3日生まれで、埼玉県北葛飾郡三郷町（現在は三郷市）出身の日本の声優および舞台俳優です。内田は東京俳優生活協同組合に所属しており、声優としての活動のほか、舞台でも幅広く活躍しています。既婚者であり、私生活では二人のお子さんの父親でもあります。

来歴

内田の演技キャリアは中学校時代に始まりました。当時、彼は応援団に所属しており、応援団長からの誘いで演劇部に入部しました。彼はもともと舞台美術に興味を持っており、大学では美術を学ぶつもりでしたが、徐々に舞台の演技に引かれ、その道に進むことを決意しました。

内田は桐朋学園芸術短期大学の演劇専攻を卒業し、1987年に劇団俳優座に入団しました。彼の初舞台は1988年の『お気に召すまま』で、役者として様々な公演に出演し、経験を積みながら成長していきました。

声優としての道は、テレビドラマ『ER緊急救命室』の日本版で、劇団仲間の紹介を通じて始まりました。この作品での音声録音に参加した後、内田は声優の仕事に興味を持ち、自ら声のデモテープを制作し事務所に持ち込むという行動をとりました。この努力が実を結び、彼はオーディションに合格し声優としてのキャリアをスタートさせました。

声優活動

内田は主に洋画や海外ドラマの吹き替えを担当してきました。彼が吹き替えを手がけた俳優には、ライアン・ゴズリングやジェームズ・マカヴォイをはじめ、ダニエル・ブリュールやウィリアム・フォンなど多くの著名な俳優が含まれます。また、彼はアニメにも多く出演しており、特に『二十面相の娘』での二十面相役を皮切りに、数々のキャラクターを演じています。

その声質はバリトンでありキャラクターに多様性をもたらすことができ、彼の演技力は業界内外で高く評価されています。2008年に結婚したことを自身のブログで発表し、家族との時間も大切にしています。2020年にはYouTubeチャンネル「内田夕夜Tube」を開設し、声優育成にも取り組んでいます。

主な作品

内田はテレビアニメ『アイシールド21』のキッド役や『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のコシキタテアキ役で注目を集めました。さらに、アニメ『東京喰種トーキョーグール』シリーズでは霧嶋新役を務め、続いて『七つの大罪』シリーズでヘンドリクセン役を演じています。

彼の声優業界での代表作には、映画『タイタニック』でのジャック役の吹き替えや、最新作の『ファイナルファンタジーXVI』での重要なキャラクターなどがあります。

賞と業績

2024年には第18回声優アワードにおいてゲーム賞を受賞し、その演技力をさらに強調しました。内田は、声優としての多才な才能と並外れた演技力により、幅広いジャンルで活躍しており、そのキャリアは今も進化を続けています。彼は、映画、アニメ、舞台と、多岐にわたるフィールドでの活動を通じて、日本のエンターテインメントシーンに貢献し続けています。

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