内田正肥

内田正肥（うちだ まさもと）は、江戸時代後期に下総小見川藩の第5代藩主を務めた人物です。小見川藩内田家の8代目当主にあたります。

生涯

寛政2年（1790年）4月15日、第4代藩主であった内田正純の長男として誕生しました。文化3年（1806年）10月6日、父・正純の隠居に伴い家督を相続し、小見川藩主となりました。同年12月には叙任を受けています。

藩主として、竹橋門番、日光祭祀奉行、大番頭などの役職を歴任しました。しかし、文化12年（1815年）12月には病気を理由に大番頭を辞任し、その翌年、文化13年（1816年）6月14日に27歳という若さでこの世を去りました。

正肥には実子がいなかったため、石河貞通（旗本、伊東長丘の五男）の三男である正容を養子に迎え、後継者としました。正容は正肥の死後、家督を継ぎ、小見川藩を治めることになります。

系譜

父: 内田正純（第4代小見川藩主）
母: 水野忠見の娘
正室: 松平忠恕の娘
養子: 内田正容（石河貞通の三男）

内田正肥は、藩主としての期間は短かったものの、その存在は小見川藩内田家の歴史において重要な位置を占めています。彼の早すぎる死は、藩政に少なからず影響を与えたと考えられます。跡を継いだ養子の正容は、その後、藩政を担い、内田家の家名を守り続けました。

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