内藤圭佑

内藤圭佑：弛まぬ努力と挑戦の軌跡

内藤圭佑は1987年8月11日、広島県広島市で生まれました。広島広陵高校出身の彼は、同校から初めてJリーガーとなった選手として知られています。プロ野球選手である藤川俊介と同級生だったというエピソードも興味深いところです。

大学時代は国士舘大学で4年間を過ごし、2008年の天皇杯では4回戦進出に貢献しました。この時のメンバーには、後にプロで活躍する柏好文も名を連ねています。大学卒業後は、カターレ富山に入団。2010年、安間貴義監督の下でプロデビューを果たしますが、初出場となった札幌戦では苦い経験を味わいます。しかし、続く北九州戦で初勝利を収め、プロとしての第一歩を踏み出しました。

2011年には、前年に引退した中川雄二選手の背番号1を引き継ぎます。シーズン序盤は正GKとして活躍しますが、チーム状況の影響もあり、レギュラーの座を飯田健巳選手に奪われます。その後、終盤戦には鶴田達也選手の復帰により出場機会を失うなど、厳しいシーズンとなりました。

2012年にはザスパ草津（現ザスパクサツ群馬）へ完全移籍。北一真選手の控えとして、出場機会は限られていました。2013年には開幕スタメンを獲得し、チームの好スタートに貢献しますが、5節と6節での連敗により、再び北選手にポジションを奪われます。しかし、北選手の不調により再びレギュラーに返り咲いたものの、その後は再びベンチを温めることになります。

2014年も北選手の控えからスタートし、7節からはスタメンとして起用されましたが、チームは低迷を続け、富居大樹選手にポジションを奪われ、シーズン終了後には契約満了となりました。

2015年にはFC町田ゼルビアに移籍しますが、出場機会を得られず、2016年には東京ヴェルディへ完全移籍。東京ヴェルディでは柴崎貴広選手に次ぐ第2GKとして、天皇杯1試合の出場に留まりました。シーズン終了後には契約満了となり、Jリーグ合同トライアウトにも参加しています。

その後、2019年にはエブリサ藤沢ユナイテッド、2020年にはYOKOHAMA FIFTY CLUBと移籍を繰り返し、現在も現役を続けています。

内藤圭佑選手のキャリアは、常に正GKの座を争い、幾多の困難を乗り越えてきた道のりです。どのチームでも常に努力を続け、持ち前の粘り強さでサッカーを続けている姿は、多くのサッカーファンに勇気を与え続けています。彼の今後の活躍にも期待がかかります。

所属クラブ
安芸FC
広島広陵高校
国士舘大学 (2006年-2009年)
カターレ富山 (2010年-2011年)
ザスパ草津/ザスパクサツ群馬 (2012年-2014年)
FC町田ゼルビア (2015年-2016年)
東京ヴェルディ1969 (2017年)
エブリサ藤沢ユナイテッド (2019年)
YOKOHAMA FIFTY CLUB (2020年-)

主な公式戦成績
Jリーグ初出場：2010年10月24日 J2 第31節 vsコンサドーレ札幌戦 (カターレ富山)
* 2015年 東京都サッカートーナメント 3試合0得点

もう一度検索