円谷英俊

円谷英俊のプロフィール

円谷英俊（つぶらや ひでとし）は、1984年9月17日に神奈川県横浜市で生まれ、主に内野手としてプロ野球で活躍してきた選手です。右投左打のプレースタイルを持つ円谷は、学生時代から優れた野球の才能を発揮しており、2006年にドラフトで巨人に指名されてプロ入りしました。

経歴

プロ入り前

円谷の野球キャリアは、幼少期に遡ります。彼は小学1年生から「洋光台キングタイガース」で投手および内野手としてプレーを始めました。中学時代には中本牧リトルシニアに所属し、高校は横浜高等学校で、1年生の春からベンチに入りました。2年生の夏には全国高等学校野球選手権大会に出場します。

その後、青山学院大学に進学し、ここでも彼の野球人生が輝きを増します。大学1年生からベンチ入りし、3年生春には首位打者を獲得、さらに4年生時に東都大学リーグでの優勝を果たし、大学全日本のメンバーにも選出されました。大学時代の通算成績は、86試合で303打数87安打、打率.287、6本塁打、37打点というものでした。2005年の全日本大学野球選手権では優勝を達成し、翌年の準優勝に繋がる実績を残しました。

プロ入り後

2006年のドラフトで巨人に指名され、入団が決定します。彼を含め、青山学院大学からは4名の選手が同時に指名されるという珍しいケースとなり、注目を集めました。入寮時には、友人から贈られたスヌーピーのぬいぐるみを携えており、これも話題になりました。

プロ入り後、彼は2007年に活躍を始めます。春季キャンプで一軍に参加し、3月29日にはイースタン・リーグの公式戦で初本塁打を記録します。その後、ほぼフル出場を果たし、打率.241、2本塁打の成績を残しました。2008年には一度一軍に昇格しますが、その後は二軍での不安定な立場が続きました。最終的に打率.262、2本塁打を達成しました。

2009年は初めての開幕一軍入りを果たしますが、出場機会が得られず二軍に降格。その後、8月には一軍に昇格し、プロ初安打となる本塁打を打つという嬉しい瞬間も迎えています。2011年には怪我人が相次ぐ中で一軍復帰を果たし、勝ち越し打も記録しますが、その後は体調を崩してしまいます。

引退後

プロ選手としてのキャリアを終えた後、円谷は2013年から2015年までジャイアンツアカデミーのアシスタントコーチとして、次世代選手の育成に貢献しました。2015年には巨人に新設された三軍の内野守備走塁コーチに就任し、4年間のブランクを経て現場復帰を果たしました。さらに、2019年からはスカウトとし若手選手の発掘にも力を注いでいます。

選手としての特徴

円谷は、そのユニークな名前に因んで、入場曲としてザ・サーフコースターズの「ウルトラQのテーマ」を使用していました。これも彼の個性を際立たせる一要素となっています。円谷英俊のプロ野球選手としての道のりは、多くの苦楽を経て、今に至るまで続いています。

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