『写めっけ!』とその後継番組『写めっけ2!』
『写めっけ!』(しゃめっけ)は、
2002年2月から3月にかけて
テレビ愛知で放送された視聴者参加型の
バラエティ番組です。この番組には、視聴者が
携帯電話のカメラで撮影した画像を使って参加するという新しいスタイルが取り入れられました。特にJ-PHONEとの提携により、同社が提供する
写メール機能を活用した企画が展開されたのです。
この番組では、視聴者は毎週提示されるテーマに基づいて、自分が撮影した写真を投稿しました。そのためには、J-PHONEのカメラ付き
携帯電話が必要であり、さらにはJ-スカイウェブを通じて「写めっけ!クラブ」にアクセスし、会員番号とパスワードを取得する必要がありました。こうした参加条件は、視聴者に新しい技術を体験させる一方で、番組への興味をさらに高める要因となりました。
当初は試験的な番組として制作された『写めっけ!』ですが、視聴者からの反響も良好で、放送終了時には「写めっけ!クラブ」の登録者数が1,300人を超える人気を獲得していました。そのため、
テレビ愛知はその後、同年の
5月7日から続編『写めっけ2!』を放送することにしました。なお、後継番組の『写めっけ2!』も放送し、やはり視聴者からのテーマ提供により写真投稿を行うスタイルで放送されました。
しかし、続編は期待に反して短期間で終了してしまいました。『写めっけ2!』は全8回の放送とし、最終回は
2002年6月25日でした。その後、
テレビ愛知はこのような形式の
双方向番組を製作することはありませんでしたが、コンセプトは中京テレビの『ウキ→ビジュ』や『D4』など、他の地元番組へと引き継がれていきました。
この番組シリーズの収録は、
テレビ愛知本社の1階ロビーで行われており、特にローカルの視聴者にとっては親しみやすいスタイルだったと言えるでしょう。
放送時間
出演者
この種の参加型バラエティは、その後のメディアの発展においても重要な実験となり、近年のSNSや動画投稿サイトに通じる要素が見られます。
携帯電話の進化により、視聴者がさらなる参加感を持てるようになった影響は現在も続いています。