冨田哲郎

冨田哲郎

冨田哲郎（とみた てつろう、1951年10月10日 - ）は、日本の実業家。東日本旅客鉄道（JR東日本）の相談役であり、かつては第5代代表取締役社長を務めた。

略歴

1951年（昭和26年） 東京都に生まれる。
1970年（昭和45年） 東京教育大学附属駒場高等学校（現：筑波大学附属駒場高等学校）を卒業。
1974年（昭和49年）4月 - 東京大学法学部を卒業後、日本国有鉄道（国鉄）に入社。
1987年（昭和62年）4月 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）に入社。東京圏運行本部（現：東京支社ほか）総務部人事課長に就任。
1998年（平成10年）6月 - 事業創造本部担当部長。
2000年（平成12年）6月 - 取締役・総合企画本部経営管理部長に昇進。
2003年（平成15年）6月 - 常務・総合企画本部副本部長に就任。
2004年（平成16年）7月 - 常務・総合企画本部副本部長兼総合企画本部ITビジネス部長。
2005年（平成17年）6月 - 常務・総合企画本部副本部長。
2008年（平成20年）6月 - 副社長・事業創造本部長に就任。
2009年（平成21年）6月 - 副社長・総合企画本部長。
2012年（平成24年）4月 - 代表取締役社長に就任。
2018年（平成30年）4月 - 代表取締役会長に就任。コロナ禍による業績悪化を受け、役員報酬の20%を自主返上。
2024年（令和6年）4月 - 相談役に就任。

社外活動

2009年（平成21年）6月 - ジェイアールグループ健康保険組合理事長に就任。
2018年（平成30年）6月 - 日本経済団体連合会（経団連）副会長に就任。
2020年（令和2年）6月 - 日本製鉄株式会社の社外取締役に就任。
2022年（令和4年）6月 - 日本経済団体連合会審議員会議長に就任。

人物像

冨田哲郎は、その温和で物腰の柔らかい人柄で知られている。面倒見が良く、会議の場では、前社長である清野智に叱責された社員をフォローする役割を担うこともあったという。国鉄出身者には武闘派が多いとされる中で、冨田は異質な存在として認識されている。

趣味はドライブであり、「鉄道にとってはライバルだが、その良さを知ることも重要である」という考えから、週末には長時間運転を楽しむこともある。

座右の銘は「くじけずおごらず」である。

テレビ出演

日経スペシャル カンブリア宮殿（テレビ東京）
JR東日本会長として出演
「史上最悪から史上空前の鉄道会社へ！〜民営化30年...攻め続けるJR東日本〜」（2018年10月18日放送）
「JR東日本 第2弾！客に愛され、地域に愛されるポッポ屋へ！」（2018年10月25日放送）

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