凛句

UVERworldの配布シングル「凛句」は、2006年12月にTAKUYA∞の不祥事により活動自粛を余儀なくされた彼らが、2007年2月に行った復活ライブでファンへ感謝と謝罪の意を込めて無料配布した、特別な楽曲です。

gr8!records (SME)からリリースされたこのシングルは、一般のCDショップでは手に入らない、まさに幻の一枚と言えるでしょう。

背景

2006年12月15日、TAKUYA∞が公務執行妨害を起こし、UVERworldは活動自粛を余儀なくされました。この期間、メンバーは深く反省し、ファンへの感謝の気持ちを改めて認識しました。そして、2007年2月10日・11日にUNITとOSAKA MUSEで開催された復活ライブで、彼らはその思いを形にするため、「凛句」を来場者全員に無料配布したのです。

楽曲の特徴

「凛句」は、TAKUYA∞が作詞・作曲を手掛け、UVERworldが編曲を担当しています。歌詞カードは付属していませんでしたが、配布当時は公式ホームページで音源と共に期間限定で公開されていました。しかし、現在では歌詞が掲載されているサイトは限られており、カラオケでの配信も行われていません。そのため、中古市場やオークションサイトなどでは高値で取引されることが多く、その希少性が伺えます。

ライブでの披露

「凛句」は、UVERworldにとって非常に重要な楽曲であり、特別なライブで披露されることがあります。2008年12月5日の日本武道館単独公演『POCARI SWEAT presents UVERworld Premium Live at NIPPON BUDOKAN』、同年12月13日の大阪城ホール単独公演『POCARI SWEAT presents UVERworld Premium Live at OSAKA-JO HALL』では、いずれもセットリストの一曲目に選ばれました。メンバー間では「日本武道館でライブをやる時は必ず最初にコレを歌う」という約束があったそうです。

まとめ

「凛句」は、UVERworldの苦難と再生、そしてファンへの感謝の気持ちが込められた、非常に貴重な楽曲です。一般流通はしていませんが、彼らの音楽活動における重要なターニングポイントを示す作品として、多くのファンに愛され続けています。入手困難な状況が、その価値をさらに高めていると言えるでしょう。

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