凪七瑠海

凪七 瑠海（なぎな るうみ）

凪七瑠海（なぎな るうみ）は、宝塚歌劇団に所属する男役スターであり、そのダイナミックな演技力や舞台での存在感が注目されています。彼は東京都世田谷区に生まれ、田園調布雙葉高等学校を卒業しました。身長は169cmで、愛称は「カチャ」や「エリカ」です。

来歴

彼は2001年に宝塚音楽学校に入学し、2003年に89期生として首席で卒業。初舞台は月組での『花の宝塚風土記／シニョール ドン・ファン』で、その後宙組に配属されます。2004年には、『阪急阪神初詣』のポスターモデルにも起用され、華々しいスタートを切りました。

2009年には月組の舞台『エリザベート』に特別出演し、ヒロインのエリザベート役を演じるという異例の抜擢を経験しました。この公演においては、若手男役が女役を演じるという新たな挑戦が評価されました。同年、新人公演『カサブランカ』で初主演を果たしました。

2010年には『ジュ シャント』でバウホール公演に初主演し、その後も様々な舞台で主演を務め日々成長を続けました。2013年には月組に組替えされ、さらに活躍の場を広げていきます。2016年には専科に異動し、男役だけでなく女役としても印象的なパフォーマンスを見せています。

2018年には花組の『蘭陵王』で東上公演単独初主演を果たし、2020年には自身初のコンサート『パッション・ダムール』を開催。2023年の星組『バレンシアの熱い花』では全国ツアー公演の初主演を務めました。2024年には雪組の『39 Steps』でバウホール公演の主演を経験し、更にスキルを磨いていきました。

凪七瑠海は男役と女役の両方で魅力を発揮し、演技や歌唱力だけでなく、そのカリスマ性で多くのファンを引き付けてきました。2025年には宝塚歌劇団を退団することが発表され、彼の引退公演は花組『エンジェリックライ／Jubilee』に決まっています。

人物

凪七の名前は、作家の陳舜臣によって名付けられました。姓の「凪七」は、美しい海と流れる水の印象を家族で考えたものです。彼の愛称「カチャ」は、本名に由来しています。また、宝塚OGである燁明がいとこにあたります。

主な舞台作品

• - 初舞台: 2003年月組『花の宝塚風土記』『シニョール ドン・ファン』
• - 2009年: 月組『エリザベート』
• - 2010年: 『ジュ シャント』
• - 2018年: 花組『蘭陵王』
• - 2023年: 星組『バレンシアの熱い花』
• - 2024年: 雪組『39 Steps』

イベントや出演

彼は宝塚歌劇団内外で数多くのイベントに出演し、特にディナーショーやコンサートなどでのパフォーマンスも評価されています。彼の魅力は舞台だけでなく、観客との交流によっても広がっています。

凪七瑠海の華やかな舞台人生は続いており、彼が今後どのような展開を見せるのか、多くのファンが期待を寄せています。

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