出たいドル!

出たいドル!

『出たいドル!』は、フジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の中に存在したコーナーで、2008年10月2日から2009年10月1日まで毎週木曜日に放送されていました。このコーナーは、タモリが司会を務め、様々なアイドルやタレント、芸人たちが「いいとも!」に出演することを願ってプレゼンテーションを行う形式になっています。

概要

コーナー開始当初は、「出たいドル!」というタイトルのもと、アイドルやタレントの推薦者が彼らのアピールを行い、審査員である木曜レギュラー陣とゲストが「見たいドル」という札を挙げる仕組みでした。全員がこの札を掲示すると、幕が開き、登場のチャンスが与えられるという分かりやすいルールが人気を集めました。

特に印象的だったのは、2008年12月18日と25日に行われた『冬休み特別企画 出たいドル甲子園』です。この企画ではタレントではなく一般の学生たちが出場し、合格した中から選ばれた一人は、次のコーナー「ザ・定番ショー」に参加する権利が与えられました。このようにして、一般人にも支援の場を設けることで、視聴者の興味を引きつける仕掛けがなされていました。

2009年3月19日以降はコーナーが「出たいドル!デラックス」としてリニューアルされ、ルールが厳格化されました。この新たな形式では、タレントの推薦者やマネージャーがアピールポイントを複数挙げ、木曜レギュラー陣がポイントを付与するシステムが導入されました。合計点数が17点に達しない場合は、出演が許可されないという新たな挑戦の場に変わりました。

音楽とエンディング

このコーナーのテーマ曲には、宍戸留美の楽曲『ナクヨアイドル平成2年』が使用されていました。この楽しい雰囲気は、出演者や視聴者を引き込み、特別な時間を提供しました。コーナーが終了する2009年10月1日までに、数多くのアイドルたちが出演し、その中にはティアラの下でさまざまな表情を見せた者たちもいました。

コーナー終了後、惜しくも登場できなかったアイドルはわずか二人でした。最後のエンディングでは、彼女たちも手書きのフリップを持ちながら数秒間顔を見せるという演出で、視聴者にその存在を印象付けました。

また、一部の出演者は後に日本テレビ系列の番組「おもいッきりDON!」にてゲストとして活躍するなど、コーナーが終わった後も活躍の幅を広げるきっかけとなりました。一方で、一回もテレフォンショッキングに出演することなく他界した上原美優や、ファンを巻き込んだ珍しいパフォーマンスを行った者もおり、多彩なエピソードが詰まったコーナーでした。

このように『出たいドル!』は、多くのアイドルやタレントにチャンスを与え、忘れられない思い出を観客と共有する場となったプログラムでした。

もう一度検索