出水市立鶴荘学園

出水市立鶴荘学園



出水市立鶴荘学園は、鹿児島県出水市荘に位置する市立の義務教育学校です。2017年4月1日に、出水市立荘中学校出水市立荘小学校を統合して開校しました。県内では南さつま市立坊津学園と並び、初めて設置された義務教育学校の一つです。

概要



鶴荘学園は、前期課程(1年生から6年生)と後期課程(7年生から9年生)で構成されています。校舎は、旧荘小学校の校舎を普通教室として、旧荘中学校の校舎を特別教室として利用しています。小中学校の統合による施設一体型義務教育学校として、効率的な教育環境が整備されています。

鶴荘学園の大きな特徴の一つとして、地域に根差した教育活動があります。学校の近くに出水ツル渡来地があることから、クレインパークいずみと連携し、9年間を通してツルについて学ぶ独自の科目「ツル科」が設置されています。この科目を通して、生徒たちは地域の自然環境や文化に対する理解を深めています。

沿革



鶴荘学園の設立までの過程は以下の通りです。

2015年1月出水市教育委員会と校長が、職員やPTA、地域住民に対して説明会を実施しました。
2015年5月:小中一貫教育に関する荘小学校と荘中学校の合同会議が初めて開催されました。
2015年12月コミュニティ・スクール設置に向けた準備委員会が発足しました。
2016年4月:施設隣接型小中一貫校として、乗り入れ授業が開始されました。
2016年6月:義務教育学校設置に係る準備会が開催されました。
2016年7月学校運営協議会が発足し、コミュニティ・スクールとして認定されました。同月、荘小学校の校舎改修が行われ、職員室、校長室、保健室、コンテナ室が整備されました。
2016年1[[1月]]:ツルに関する学習について、クレインパークと研究協力が締結されました。
2016年12月学校設置条例の一部を改正する条例が出水市議会で可決されました。
2017年4月1日:出水市立荘中学校出水市立荘小学校が統合され、義務教育学校出水市立鶴荘学園」として開校しました。
2017年4月5日:開校式が挙行され、開校時の生徒数は55名(前期課程:32名、後期課程:23名)でした。
2017年5月:管理棟と特別教室棟を繋ぐ渡り廊下が設置されました。
2017年7月:校舎改修工事が行われ、7~9学年教室や図書室などが整備されました。
2017年9月:工事が完了し、施設一体型義務教育学校として第2学期が始まりました。

通学区域



鶴荘学園の通学区域は以下の通りです。

後期課程



荘上、荘下、古浜、荒崎(出水)、瀉、蕨島

前期課程



後期課程の学区から、蕨島地区を除いた区域です。なお、蕨島地区は、蕨島小学校の学区となります。

脚注



鶴荘学園公式サイト

関連項目



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日本の義務教育学校一覧

外部リンク



鶴荘学園 | 鹿児島県出水市
義務教育学校設置までの歩み - 上記学園ホームページ内(2017年4月の開校に関する記述を除く)



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