初芝富田林中学校・高等学校

初芝富田林中学校・高等学校

初芝富田林中学校・高等学校（はつしばとんだばやしちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、大阪府富田林市に位置する私立の中学校及び高等学校です。この学校は、厳格な校訓である「誠実剛毅」を掲げ、生徒に誠実で強い意志を持たせることに注力しています。通称「はつとん」として親しまれており、超進学校化計画に基づき、学問と人間性の両面での育成を目指しています。

沿革

1984年に初芝高等学校の分校として設立されたこの学校は、翌年に初芝富田林中学校高等学校として独立し、小田切岩男が初代校長として就任しました。その後、様々な施設が整備され、学校は着実に発展を遂げてきました。校歌「夢のむこうに」が制定された1986年から、校旗や校の施設も次々と整備されました。

特色

校舎は長い坂道の頂上に位置し、その道中には野生動物が見られることもあります。また、校内にはプールがなく、高校生は水泳の授業を中学校のスイミングスクールで受ける形をとっています。生徒自治組織は2019年から設立され、文化祭も2009年から復活しました。この文化祭は地域の人々も参加できるイベントとして親しまれています。

毎月28日は近くの瀧谷不動明王寺の縁日となり、その日には学校が休校になりますが、一部のクラブ活動は実施されることもあります。食堂はないため、学校内には弁当やパンの自動販売機が設置されています。放課後には参加型のゼミが行われ、大手予備校の講師による授業が安価で受けられるため、受験生にとっては貴重な機会となっています。

学校行事

体育大会、文化祭（初トンフェスタ）、そして海外研修など、様々な学校行事が年次を通じて開催されています。特に文化祭は地域社会とのつながりを深める場として、在校生や保護者だけでなく地域住民も参加できるイベントとして重要視されています。毎年の修学旅行や勉強合宿も行われ、特に中学3年生は語学研修を兼ねたロサンゼルスへの訪問があるなど、外国との交流も重視されています。

部活動

学校には運動部と文化部があり、様々な活動が行われています。運動部では、陸上競技、ラグビー、サッカーなどがあり、文化部では音楽や美術、茶道など多彩な選択肢が用意されているため、生徒たちは自分の興味に応じた活動を楽しむことができます。

アクセス

最寄りの近鉄長野線滝谷不動駅から徒歩約20分の距離に位置しており、他の駅からも多方面へのスクールバスが運行されています。

このように、初芝富田林中学校・高等学校は学問への熱意を育み、生徒が自主的に成長するための環境が整っています。

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