刹那 (月華の剣士)

刹那（せつな）

刹那は、SNKの人気対戦型格闘ゲーム『幕末浪漫第二幕 月華の剣士～月に咲く華、散りゆく花～』に登場する架空のキャラクターです。声優は山内圭哉が担当しています。彼は複雑な背景と強い復讐心を持つキャラクターとして設定されています。

キャラクター設定

刹那は、地獄門から現れた「常世の使者」で、彼の存在は過去の戦乱で命を落とした乳飲み子の死に根ざしています。このキャラクターは、強烈な恨みを抱えながら現世に降り立ち、自身を含む全ての存在に対する憎悪を抱いています。彼の目的は、「封印の巫女」である雪を殺し、地獄門の封印を阻止することです。ゲーム内で彼の7人目のCPU戦の相手が雪となっており、物語上でも重要な役割を果たします。エンディングでは、彼は黄龍を片手で消滅させ、その際に出血して笑うという残酷な一幕が描かれています。このシーンは、地獄門が閉じられることなく世界が滅ぶ運命を暗示しています。

刹那の装備する武器は「八十枉津日太刀」です。この刀は、高嶺響の父である源蔵が作り上げたものであり、源蔵は刀を打った後に命を落としています。刹那はまた一羽のフクロウを連れており、その名前は「ナギ」です。さらに、『Days of Memories』シリーズでは、彼は新進気鋭の映画監督として登場します。

ゲーム上の特徴

刹那は、通常技において強斬りが全て2段技で構成されています。彼の基本的な攻撃力は高く、『力』に関しては強斬りから攻撃を繋げ、また『技』や『極』では連殺斬から必殺技に繋げるのが一般的です。注意しなければならないのは、彼の弱斬りが他のキャラクターより隙が大きいことで、また彼全体の技は安易な空振りを招きやすいという点です。

技の解説

刹那の技に関しては、全ての通常技や通常投げに「無銘」と名付けられていますが、奥義（必殺技）にはその後に「（壱）」「（弐）」のような区分が付きます。以下にいくつかの代表的な技を示します。

奥義（必殺技）

• - 無銘（壱）: 大きなオーラを纏った刀で斬りつける技で、攻撃は2ヒットします。弱攻撃は出が早く、強はそれよりも遅いものの、地上に落ちた相手を追撃することが可能です。
• - 無銘（弐）: 雷を纏いながら上昇する技で、対空技としても利用されます。
• - 無銘（参）: 雄叫びを上げながら前方へ突進し、雷を纏った刀で斬りかかります。
• - 無銘（伍）: 身を雷で包み、硬体術状態になる技です。
• - 無銘（絶）: 強化された奥義で、攻撃は5ヒットします。

また、刹那はこれらの技を駆使して、戦略的な戦闘を行うことが求められます。特に、彼の技連携を理解し、隙を突いた攻撃が勝利への鍵となります。

関連人物

• - 高嶺響: 刀を打った源蔵の娘。
• - 雪: 封印の巫女であり、刹那の敵です。

刹那のキャラクターは、深い背景を持ちながらもゲーム内でのプレイスタイルが多様で、その魅力となっています。

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