副立呼出

副立呼出（ふくたてよびだし）は、大相撲の呼出しにおける階級の一つで、立呼出に次ぐ2番目の地位です。

概要

1994年7月場所より、従来の等級制から番付制に改められた際に新設されました。呼出しの階級としては、最高位の立呼出に次ぐ地位となります。行司の階級でこれに対応するものは、かつては副立行司でしたが、現在は廃止されています。現行制度上では、式守伊之助に相当する地位と見なすこともできます。

本場所では、三役呼出や十両呼出と同様に、1日に二番を呼び上げます。優勝決定戦においては、立呼出が不在の場合や、番数が多い場合に、その代行として副立呼出が呼び上げを行います。立呼出も不在で、副立呼出も不在の場合は、三役呼出が代行します。

副立呼出は通常1人ですが、最大2人まで同時に在位することが可能です。1999年1月場所から同年7月場所にかけては、米吉と栄太呂の2人が同時に副立呼出を務めていました。

三役呼出からの昇進は、通常は三役呼出→副立呼出→立呼出という順序を辿りますが、稀に三役呼出から直接立呼出に昇進するケースもあります。

番付上、立呼出と副立呼出が揃っている状態から、どちらかが退職した場合や、立呼出が不在で副立呼出が1人の状態から、その副立呼出が立呼出に昇進した場合でも、必ずしも次の格の三役呼出がすぐに副立呼出に昇格するとは限りません。呼出しとしての実績や年齢などが考慮されるため、副立呼出が空位となる場所も存在します。

2023年11月場所まで副立呼出は不在でしたが、2024年1月場所に次郎が三役呼出から直接立呼出に昇格するとともに、克之が副立呼出に昇格し、約8年ぶりに副立呼出が誕生しました。

過去には、善三郎、栄太呂、三平が副立呼出を務めた後、退職しています。

これまでの副立呼出一覧

(表形式で表示されるべきですが、テキスト形式のため省略)

（参考）三役呼出から副立呼出を経験せずに直接立呼出に昇進した呼出

(表形式で表示されるべきですが、テキスト形式のため省略)

脚注

(脚注の内容は省略)

関連項目

立呼出
副立行司
* 式守伊之助

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