劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝

劇場版 NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト- 疾風伝

『劇場版 NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト- 疾風伝』は、2007年8月4日に日本で公開されたアニメ映画であり、人気漫画『NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト-』を基にした作品です。この映画は、アニメの第2期における最初の劇場版であり、制作は東宝が行っています。映画のキャッチコピーは「ナルト、死す――」で、興行収入は12.1億円に達しました。また、この映画は2008年2月1日から台湾でも公開されました。

公開と概要

本作品は、公開に際して「ナルトの死によって始まる物語」として宣伝され、劇場版オリジナルストーリーとしての位置づけを明確にしています。主題歌には、NARUTOの大ファンであるDJ OZMAの「Lie-Lie-Lie」が起用され、作品の雰囲気を高めています。

ストーリーの展開

物語はかつて世界を脅かした魔物・魍魎が復活するところから始まります。魍魎は、邪悪な忍・黄泉の手によって封印が解かれ、暗黒忍術によってその体内に魂を移植されます。そんな中、ナルト、サクラ、ネジ、リーの4人は、火影である綱手の命令を受け、唯一魍魎を封印する力を持つ鬼の国の巫女・紫苑の護衛を担当します。彼らは紫苑を護るための任務に挑んでいきます.

物語の進行の中で、彼らは黄泉の部下である4人衆からの襲撃を受け、紫苑が「人の死を予言する力」を持っていることが明らかになります。ナルト自身もその予言に含まれる死の運命を知ることになります。

その後、ナルトたちは紫苑を魍魎の肉体が封印されている祠へと向かいますが、旅の途中で再び4人衆の襲撃に遭い、紫苑は死んだと思われますが、実は彼女の姿は警護役の足穂によるものだったのです。実際の紫苑は生き延び、ナルトと共に祠にたどり着きます。

ここで紫苑は魍魎を封印しようと試みますが、魍魎は黄泉の体を生け贄にすることで封印を破り、完全復活を遂げる事態となります。

それでもナルトと紫苑は力を合わせて魍魎と立ち向かいます。戦闘の中で、紫苑は彼女の母親が魍魎を封印するために自らの命を捧げた過去と対面します。最終的には、ナルトが紫苑の命と引き替えに魍魎を打ち破るための力を引き出すシーンが展開されます。ナルトと紫苑の力が一つとなり、「超チャクラ螺旋丸」によって魍魎を滅ぼす姿は感動的なクライマックスを迎えます。

登場人物

メインキャラクター

• - うずまきナルト（声 - 竹内順子）
• - 春野サクラ（声 - 中村千絵）
• - 日向ネジ（声 - 遠近孝一）
• - ロック・リー（声 - 増川洋一）
• - 五代目火影・綱手（声 - 勝生真沙子）

オリジナルキャラクター

• - 紫苑（声 - 藤村歩）: 鬼の国の巫女で、死亡を予言する能力を持つ。
• - 弥勒（声 - 折笠富美子）: 紫苑の母で自身を魍魎に捧げた。
• - 足穂（声 - 藤田圭宣）: 紫苑の警護役。

スタッフ

本作は原作が岸本斉史、監督は亀垣一によって制作され、脚本家は武上純希が担当しています。アニメーション制作にはstudioぴえろが関わり、多くの才能溢れるスタッフが参加しています。

音楽と映像ソフト化

主題歌はDJ OZMAの「Lie-Lie-Lie」で、特別限定版含むDVDが2008年4月23日に発売されました。これにより、多くのファンが再び劇場版の魅力を楽しむことができるようになりました。

この作品は、ナルトの物語をさらに深く掘り下げる機会を提供し、その冒険心と友情、思いの力を称賛する内容となっています。

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